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日本のサンタシステム

私の実家では、『サンタシステム』が存在しなかった。

『サンタシステム』とは私が勝手に名付けたもので、つまりは『あたかもサンタクロースがいるかのように、主に両親がイブの夜に子供の枕元などにクリスマスプレゼントを置く制度』である。
(ここでは歴史的・宗教的な意味はおいて、日本における一般的なクリスマス行事について書いています)

そういったシステムがはじめから家庭内に存在しなかった為、私は子どもの頃から
『サンタクロースはただのおとぎ話で、クリスマスにプレゼントを買ってもらえるのは、そのおとぎ話になぞらえた季節の行事である』
と理解し、なんの疑問ももたずにクリスマスを迎えていた。サンタが存在しないことが当たり前だと思っていたので、友達などとサンタの存在について意見を交わしたことなども一度もなかったように記憶している。むしろサンタの存在を信じている子どもがいるなどとは夢にも思わなかったのだ。

さて、昨日はクリスマスイブだった。
サンタになる為に早々に帰宅する上司を見送ると、同僚とサンタシステムの話になった。
すると『かつてサンタの存在を信じていた子ども』が、同僚の中では私を除くとほぼ100%だった。これは大きな衝撃だった。
口頭によるアンケートでは、「サンタの存在を信じていたのはいつまでか」という問いに80%が「小学校3年生くらいまで」と答え、中には中学1年まで信じていたという同僚の弟の話も聞くことができた。
また、「サンタが両親である、と気付いたきっかけは」との問いには、「うすうすは気付いていた」という『うすうす系』が、大部分を占めた。決定打には「プレゼントの包装紙が父親の会社の近くのデパートのものであった」「イブの前に物置きの中でプレゼントを発見してしまった」「サンタなんていないよな、という友達の言葉に、やはりいないのだと気付いた」などが挙げられた。

『おばけ』や『宇宙人』、『ウルトラマン』などと同じく『サンタクロース』もフィクションの存在だ。
だが子どもはおばけを怖がり、UFOを見たと言い、ウルトラマンになりたがったり、サンタクロースに手紙を書いたりする。(まれに、おばけや宇宙人は存在する、と主張する大人もいるが)
私はフィクションはフィクションとして楽しみはするけども、どう頑張っても、それをノンフィクションとして信じているという状況や心境が想像できない。その点、貴重な体験ができなかったことを残念に思う。

昨夜はお子さんのいる家庭では各々、サンタシステムが稼動していたことだろう。
それぞれ主義主張ポリシーはあるのだろうが、『かつてサンタの存在を信じていなかった子ども』から言わせてもらうと、フィクションをノンフィクションと信じられる期間は短いだけに、それを経験することも結構重要だと思っている。

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コメント (1)

マギー:

『サンタ、システム」と入力してこちらに来ました。日本のクリスマスって、ほんとそういうシステムがいつ頃からか出来上がってましたよね。私が小さかった頃はそういうシステム、確立されてなかった気がします。(私、39才です)
子どもにサンタシステムを導入するか、私はあまり乗り気ではなかったけど、主人はやるきマンマンで・・・。確かにサンタさんを信じる経験って貴重かも知れませんよね。そんな子どもももう小五。このシステム、気付いているようです・・・。

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2003年12月25日 17:53に投稿されたエントリーのページです。

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