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作用反作用

先週、NHKスペシャル 「63億人の地図」という番組がやっていました。
日本の統計地図でここ20年間に犯罪発生率が急増した地域について、原因を探っていたのですが、とある地方都市では街を縦断する国道ができて、人と車の行き来が多くなったら、ついでに犯罪も多くなった。という事例が紹介されていました。

多分その国道というのは、町の人たちが町の発展の為に是非に、とか思って陳情したりして作ったものなんでしょうね。
ところがプラスの面とマイナスの面は必ず一緒にやってくるというか。

実は自分は大学で環境デザインみたいなことをちょびっと勉強しました。公共スペースのデザインとかやったり。
正直他のコースを取りたくなかったという消極的な理由で選んだだけですが、それでもやっぱりしっくりこない分野でありました。
最近は大型複合施設などでも、植樹されていたり、光がふりそそいでいたり、天井がふきぬけていたり、人に優しいとか、バリアフリーとかいろいろなことを考えて設計されていたりしますよね。
ただ自分としてはその反対側に必ず起きるであろうことが気になってしまって、あんまり夢のある仕事じゃないなと思ってしまったのです。
例えば新宿の都庁へ向かう動く歩道。道幅を広くしてあったのに、ホームレスが住み着いてしまったので、なんだかわけのわからない置物を置くようになってしまいましたよね。
成田空港。きちんと行き先表示などの案内版があるのに、その半径1メートル以内に同じことがワープロで打ち出された紙でいくつも貼ってあったり。
記憶に新しい六本木ヒルズ。空調効率のために設置した回転とビラで事故。
その他も植樹をすれば剪定の問題、天井のガラス張りは雨漏りがするし、新素材で建てられたビルではひっきりなしに掃除をしてなければピカピカの状態を保てなかったり。
そんな反対側の問題を置きっぱなしにして無邪気に物は作れないよな。

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2004年06月06日 23:07に投稿されたエントリーのページです。

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