[w]ブログとWEBデザイナーは相反する関係なのかも
を読んで、脊髄反射的に「これは喧嘩売られているのか?」なんてブクマコメントをつけてしまいましたが、確かに自分自身3/22のエントリで言っているように「なんでデザイナーはもっとデザインについて語ったりしないのかなー」と思っている訳です。
それとは全然関係ないエントリですが、
セックスなんてくそくらえ - モテの定義を考える
を読んでいてそのヒントらしきものに気づきました。ここの部分。
ただ、男というものは、セックスについての事柄を他の人間に教えたがらず、自分自身の内的基準を明確にしたがらない、つまり定義(明言)をしない傾向がある。これは男が、女とセックスする際、すべての男を潜在的ライバルとしてみなすことに関係があるだろう。「モテ」というきわめて現代的なキーワードの定義を真剣に考えたエントリをあまり見かけない理由の一端はそれかと感じる。
エウレカ!
「デザイナーというものは、他の全てのデザイナーを潜在的ライバルとしてみなしている。だからデザインについての事柄を他の人間について教えたがらず、自分自身の内的基準を明確にしたがらない。」
こうしてデザインに置き換えてみると自分の中で不思議にはまってしまいました。
もちろんそれだけが理由でないことも確かです。単にPhotoshopやIllustratorは得意だけどコンピュータ自体やインターネットが苦手、それから文章が書けないから絵で表現しているんだよ!というデザイナーも多いし、インターネットでコミュニケートするよりも、クラブや業界パーティー、学校つながり、知り合いの紹介なんかでコミュニケートするほうが仕事になりやすいと思っている人も多いのかも。
ただ、2chのデザイナー関連スレッドなんかを見ると、デザイナー自身が、同じデザイナーに対してもの凄く高いハードルを作っている傾向が見られます。
例えば「Webデザイナーになりたいんですけど」みたいな質問があると「デザインの基礎は必須、PhotoshopやIllustoratorは当然使えて、XHTMLとCSSは余裕で手打ちできて、Javascriptできて、FlashのAction ScriptとFlexとAjaxとPHPとPerlとあとサーバやDBの設定もできるとなお可。さらに企画・ディレクション・コンサルタントも兼ねろ」とか返答されちゃうんですね。なんだその超人。
もしかして小規模案件ではこれらを一通り1人でやらなくてはならないものもあるかもしれませんが、まさか全てが「できる」と言えるレベルではないのは確かでしょう。デザインの基礎だけだってもの凄く奥深いのに…
現実にそんな超人はいないのに、何故こんな風にデザイナーがデザイナーを定義するかと言うと、ぶっちゃけ他のデザイナーへの牽制なんじゃないかと思う訳です。匿名掲示板の中で「オレはこれだけ出来るデザイナーだからそれ以下はデザイナーと見なさないぜ!」みたいな虚勢(ハッタリ)を張っているんです。(何故匿名掲示板かというと、実際の自分の仕事を見せる必要がないから。だから最後にはオレはADC会員だとか言い出す)
何しろもの凄く競争が激しい業界だから、意識的にか無意識的にか、とにかくライバル心を燃やしてしまうという。デザイナーになりたい(あるいはデザイナーと呼ばれたい)人間は、掃いて捨てるほどいるから。
ゆえに自分の手のうちをあかしてしまうような「ブログ」なんてもっての他なのかもしれません。手のうち、というより他のデザイナーに勝手な値踏みをされてしまうことが恐ろしいのかも。
(あー、このあたりの話はFF批評の話と繋がるのか?)
あとフリーで名前出してやっている人は滅多なことは書けないだろうな。
こんなこと書いたら間違いなく仕事なくすね。怖い怖い。
ちなみに私自身のWebデザインに対する考えは妄想科學日報さんで書かれていることに全面的に同意。
妄想科學日報 - デザインは絵を描くことじゃなくて
今やデザイナーはプログラムの知識まで手にせねばならぬ段階まで来ている。すべてを自分一人で作るとは限らぬにしても、少なくとも技術の可能性については知っておかねばならない。
超人ではない現実のデザイナーはせめて↑のような意識を。
なんかまとまりなくて済みません。もっと言いたいことはあるんだけど…
やっぱり本当はこんな理由じゃなくて、デザイナーがまともな文章が書けないせいだと思うよ!
#追記:関連エントリ
r202.org: Webデザイン2.0とか言ってみる