デザイナーと料理人(2)
(1)からずいぶん間隔があいてしまいました。
3年前くらいに以下のようなテキストを書いて、グループ内でワークショップのようなことをやったことがあります。
これは「デザインを料理だと考えると、このような場合はどのように考えることができるか」ということを言いたくて作ったのですが、今思い返すともっとわかりやすくかけたかも。
一番上の欄は、料理人がデザイナーなら食べる人はクライアントだよね、ということを確認するところ。
もっとイメージを膨らませるとしたら、そこはメニューのない小さなレストランです。
あるいは「料理の鉄人」を思い浮かべてもいいかもしれません。
例えば「オーダー」の1項を説明すると…
お客さんが駆け込んできて「とにかく腹が減っているからすぐにできるものを!」というシチュエーションを思い浮かべてみます。
これはデザイン制作で言うところの、「とにかく何でもいいから明日までに3案!」みたいなシチュエーションです。
こんな時、プロの料理人ならどのように対処するでしょうか?
下ごしらえからしなければならない3日かけて作るシチューがいくらおいしいことを知っていても、お客さんは味よりも空腹を満たすことを第一に望んでいる訳です。
だとしたら、いまある材料ですぐにできるもの、例えば「お茶漬け」を出すのが良いのかもしれません。
しかしプロの料理人だったら「ただのお茶漬け」を出したりはしないでしょう。例えばそこに自家製の漬け物が載っていたり、お茶ではなく出汁茶漬けになっていたり、「プロの作るお茶漬け」が必要なわけです。
「とにかく何でもいいから明日までに3案!」と言われたときに、その「プロのお茶漬け」をサッと出すことができるためには、常日頃から自家製の漬け物を漬けておくとか、手際の良い出汁の取り方を練習しておくとか、そういった積み重ねが必要ですよね、ということを言いたかったわけです。
あたりまえといえばあたりまえなんですが、他のシチュエーションに仮託してみると、意外に納得いくところが多いんですよね。
話すとあっと言う間なんだけど文字に起こすと結構あるな…
しばらくこれ続けます。また間隔あいてしまうと思いますが。


泣きそう




