実家に帰るのに新宿から横浜まで電車の中で読む為に「あんまり厚くなくて、複雑ではなく、重くもないさらっとした読み心地」を求めて吉本ばななを選んだんだけど、最初の短編から車内で泣いてしまった。
なんだかんだ言って吉本ばななの本はほとんど読んでいるが、基本的には同じ話の繰り返しのような気がする。一人称の主人公。傷ついた人達の再生の話。身近な人が死んだりする。登場人物は心の問題を滔々と語る。食べ物がおいしそう。びっくりするぐらい登場人物の属性は印象に残らない。大抵の人はいい人。
基本的に同じ話だっていうことは分かっているのにまた読んで泣く。もうこれは条件反射のようなものです。犬を飼っていた人が犬が死ぬ話で泣くとかいうのと同じ。


よしもとさんの優しさ
幸福の作品集