日航ホテルでやっていたAdobe Maxの2日目だけ行ってきました。
MAXトートバックとMAXTシャツをゲット。ノベルティ好きとしてはもっと普通のAdobeノベルティがあったら良かったのに!
カンファレンスはRIAコンソーシアムの中の人とか、fladdict.netの中の人の話が面白かったのですが、やっぱり最後に聞いたAdobe UXチームのUXデザインパターンとフレームワークの話が面白かったです。今一番興味がある分野なので。
以下メモ。
・AdobeとMacromediaが統合したときに二つのチームを会わせてExperience Design(XD)チームができた
・デスクトップアプリケーションのデザインや、Webサービスのデザインやとにかく諸々のエクスペリエンスの構築を行っている
・チームは約90人。ほとんどはサンノゼにいるけど、世界各地に散らばっている。みんな仲良し
・Photoshop1からCS2の間に、ツールパレットのアイテムは16から54に増えた。でもインターフェイス自体は変わっていない
・XDはインフォーマルなグループ。全員がデザイナーで全員が平等
・目的は
1.インスピレーション。エンジニアや社内外に、実現可能不可能は問わずインスピレーションを与えるものを作る
2.イニシエーション。他に先駆けてインターフェイスやデザインのパターンを作る
3.インプリメント。それを実装する。
・XDには5つの基本ルールがある
1.問題をシンプルに考える事。いろいろな利害や事情よりも最後の目標、コアビジョンを理解することが大切
2.直感を信じろ。デザイナはトレーニングを受けたプロフェッショナルである。ユーザビリティやリサーチにとらわれ過ぎるのは間違い。経験からくる直感を信じろ。大体その直感は正しい。
3.すべてを共有するべし。一日一回は自分の今やっていることをイントラにポスティングして仲間に見せる。「すばらしいアーティストはアイディアを借りて来る。もっとすばらしいアーティストはアイディアを盗んで来る」というのはピカソの言葉
4.早い段階で失敗しろ。1にプロトタイプ2にプロトタイプ…何かを直そうとするのではなく、だめなものにとらわれすぎずに。
5.仲間と目標に向かっていることを忘れるな。誰がクレジットに載るかは問題ではない。逆に言えば個人的に批判されているわけではないと思え。
・デザインアプローチの原則
1.何が重要なのか
2.重要なのはコンテンツ(Contents is King)
3.エクスペリエンスを構築する
4.シーケンスでモーションを考える(シーンとシーンの流れに注目する)
・アプリケーション設計の流れ
1.基本レイアウト作成。極限までシンプルにしたらどうなるかを考える
2.ビジュアル キューを決める。ビジュアル、トランジョン、アニメーションなどがヒエラルキーの重要度を明確にする。フレームワークに意味が出て来る。あらゆるアプリケーションに適用されるから、フレームワークとビジュアルには柔軟性が必要。拡張や逸脱、複数のオプション、様々なモデルを考慮する。
3.インタラクション。シーンAからシーンBに行くのに何がどう変わったのかをユーザが理解できるようにしなければならない。そのコンテキストが破壊されると、ユーザはもう一度コンテキストを学習しなければならなくなる。
4.インターフェイス。アイコンはシンボリックな言語。アイコンを組み合わせて複合的な意味が出る。
5.コンポーネントの作成。一貫したコンポーネントを適用できると、インターフェイス以外のもっと生産性の高い作業ができるようになる。
6.コンテンツ。常にコンテンツのことを考える事が重要。すべてはコンテンツを見せる為のもの。コンテンツが一番生きるように。
・Adobe Media Playerはこの原則を当てはめて開発された。厳格なシーケンスの設定を持っており、コンテンツのヒエラルキーが決まっている。
・AMPのインターフェイスは他のアプリケーションにも適用できる。(Digital Edition,Elements Video Editor等)
・今後このエクスペリエンスモデルを使っていけばたくさんのことがより早くできるようになる
・またブランド体験の一貫性が保たれる
・「インタラクションのアイディアをどうやって実装者に伝えているか」という質問に対して「とにおかくプロトタイプを作る。自分たちはコードは書く訳じゃないがFlashでインタラクションのプロトタイプを作る事ができる。それをエンジニアに見せてコミュニケーションする」とのこと。
とりあえず面倒にならないうちにメモをテキスト化しました。
それにしてもさすがAdobeです。終わった後においしいバイキングが!バニーガールが!
コメント (3)
うっぷ主ありがとー
投稿者: 匿名 | 2007年11月02日 20:58
日時: 2007年11月02日 20:58
すごい参考になりました。もやもや思っていることが、かなりクリアになりました。さすが、Adobeです。AppleやAdobeの開発プロセスは常に刺激的ですね。
投稿者: ベンダー系UIデザイナー | 2007年11月03日 20:16
日時: 2007年11月03日 20:16
すごく読みづらいまとめですが、少しは他の人にも伝えられたようで、どうもコメントありがとうございます。
前にもAdobeの開発の方の講演を聞いた事があるのですが、Macromediaとの統合後、それまで結構固いイメージのあったAdobeがいい方向に変化しているらしいのがうらやましいなあと思いました。
最近はアクセス解析やアイトラッキングなどいろんな調査分析が関係する案件をやることがあるのですが、結局のところそういう様々な調査がデザインの為の答えを出してくれる事はほとんどなくて、それだけに「直感を信じろ」という言葉ははっとさせられる言葉でした。もちろん、自分の日々の姿勢にも跳ね返ってくる言葉ですが…
投稿者: wacok | 2007年11月03日 21:16
日時: 2007年11月03日 21:16