煙草の話
はじめて煙草を吸ったのは浪人生の時だったと思う(あえて何歳とはいわず)。きっかけはよく覚えていないが、とにかく美大受験の浪人生は煙草を吸うものだった。
大学に入って、今はどうか知らないが、その頃のムサビは歩けば3メートルごとに灰皿が置いてあるような環境だったので、(学校側が設置した物と、学生が業務用デルモンテ缶などを置いたもの)とにかく美大生は煙草を吸うものだった。
さて会社に入って何年も経ち、いろいろなきっかけがあって、昨年の私の誕生日12月9日から、はじめて「禁煙」というものをしてみた。きっかけについては馬鹿馬鹿しい好奇心とシリアスな部分がまぜこぜになっているのであまり深く追求しないでほしい。
最初の3日間は地獄の苦しみだった。気が狂いそうになった。1週間ぐらいして、ついに「ヤツの手を借りよう」とニコレットに手を出した。あれ、高いけど、本当に禁煙できるね。
なんだかんだで5ヶ月たった。お店に入る時、そこが全面禁煙かどうか確かめたりする必要がなくなったのでそういうストレスは減ったね。
しかし結局5ヶ月後、私はまた喫煙者になってしまった、
これにもいろいろ馬鹿馬鹿しくもあり、シリアスでもある理由があるんだけど、そこんとこは深く追求しないでほしい。号泣するから。
7月から導入されたタスポはまだ作成していない。もっぱらコンビニか、商店街で買う。それまで煙草やの自販機で買っていたのを、煙草やの窓から「すいませーん」と声をかけて1カートン買うようになった。さすが下町だけあって、おばちゃんとフランクな会話ができたり、なんかいろいろなおまけをくれたりする。独り者の休日にはそれすらも娯楽になる。
しかし多分この煙草やさんも、すごくいろいろな経営努力をしているんだけど、おそらく時代の流れに飲まれて廃業してしまうんだろうなと思うと、一抹の哀愁を感じる。
いつか私も煙草をやめると思う。やめられそうな感触はつかめたし、新兵器ニコチンパッチも処方箋なしに買えるようになったから、こんどはそれとニコレットの合わせ技ということを試してみたい。
また次の誕生日にでも試してみます。そんな近頃。