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DESIGN アーカイブ

2004年01月23日

永井先生横尾先生

今夜はgggにて永井一正ポスター展のトークショーにいきました。ゲストは横尾忠則で、永井一正とふたりで、大先生の貫禄たっぷりに、興味深い面白い話をしてもらえました。聞いていて思ったのは、いかに自分がまったく無意識下でモダンデザインの呪縛にとらわれているかという こと。そんな地平は突き抜けているね、このひとたちは。

それから会社の同僚ふたりと語り合いながら飲みにいきました。普段あまり突っ込んだ話をしたことがなかったひと達だったので、非常に有意義な時間を過ごすことができました。


2004年02月07日

イッテン展

竹橋の近代美術館にヨハネス・イッテン展を見にきました。展示物が多くてかなり充実していましたよ。

2004年02月29日

ブルーナ特集

今月の芸術新潮は展覧会にあわせてブルーナ特集ということで買いました。 ブルーナさんのアトリエのあるユトレヒトの街も、地図入りでしっかりリポートされていて、今年のオランダ旅行の参考になります。

2004年04月13日

踏み荒らされていないきれいな雪原

私が会社でやっている仕事は主に企業サイトである為に、どうにも「企業サイト」という枠に対して、クライアントも自分自身も先入観を抱きがち。
ユーザビリティを考えればどこの企業も似たようなサイトになっていき、規定のワークフローに乗って仕事を進めればなんとなくそれらしいものができてしまうことにより、現状どうしようもない閉塞感を感じている。
3年後、10年後のWebサイトって一体どうなるの?
まだまだ、踏み荒らされていないきれいな雪原があるはずだよね?
今期から会社でようやく本腰を入れてRIAの開発チームが動き出した。ひとつの回答にはなるのかもしれないけど。

NISSAN DESIGN
を見てつらつらと考えたこと。すごいなー。

2004年04月30日

デザインにおける個性とは

The 216th Exhibition : Taku Satoh: "Plasticity"
このギャラリートーク行きます。面白そう。是非、と言いたいところですが、でももう予約満員みたいよ。

自分を壊さなきゃデザインはできない

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2004年05月14日

お前の仕事は評論家か?

後出しじゃんけんのようにデザインにあれこれケチをつけるのはみっともない。お客様ならともかく、同じ仕事をやっているチームでそれは。お前の仕事は評論家か? 同じことを言うにしても、言い方ってものがあるのでは?

というような現場(修羅場?)を目撃してしまい、いやいや、同じチームの人間はできるだけ相性のいい人とやりたいものだと痛感です。そううまく行く時ばかりじゃないけど、無防備に打たれっぱなしにならないように策は持っておかないと。

しかしあれが自分じゃなくてよかった、と思う自分の腹の黒さよ。

2004年05月21日

W佐藤

銀座gggで開催中の佐藤卓展で行われた、「佐藤卓×佐藤雅彦」のギャラリートークに行ってきました。 私が前々から「万難を排して行くべき!」と言っていたとおり、なかなか興味深いお話が聞けました。 写真は会場でとある展示作品の文章を読んでみると手に入る佐藤卓さんデザインのコンペイトウケース。

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2004年05月24日

複雑なキモチ

今年の頭に諸般の事情によって落ちちゃったコンペ。そのサイトが別の制作会社によってリニューアルされてんだけど、良く見たら私の出したデザインと無茶苦茶そっくりですよ。つかブランド紹介のところなんて、まんま、です。
あー。
かなりとりたかった案件だったんだけどな。
落ちたのはデザインのせいじゃなかったんだな。

2004年06月06日

作用反作用

先週、NHKスペシャル 「63億人の地図」という番組がやっていました。
日本の統計地図でここ20年間に犯罪発生率が急増した地域について、原因を探っていたのですが、とある地方都市では街を縦断する国道ができて、人と車の行き来が多くなったら、ついでに犯罪も多くなった。という事例が紹介されていました。

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作用反作用

先週、NHKスペシャル 「63億人の地図」という番組がやっていました。
日本の統計地図でここ20年間に犯罪発生率が急増した地域について、原因を探っていたのですが、とある地方都市では街を縦断する国道ができて、人と車の行き来が多くなったら、ついでに犯罪も多くなった。という事例が紹介されていました。

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2004年08月05日

ニューパッケージ

8月から全国発売したキャスターマイルドの新しいパッケージ。ロゴが結構かわいげ。ちっちゃい文字でSUBTLE VANILLA TASTEと書いてあって、そうかバニラ味だったのかと今頃気付く。あー、ノベルティでないかなあ。

2004年08月10日

煙草のパッケージデザイン

日経デザインの2月号に、ここのところ怒濤の如く新パッケージ化している煙草のパッケージデザインの話が出ていたので、日経デザインなんて会社で定期購読しない限り読まないと思うので、興味ある人に向けてちょこっと転載しておきます。

(銘柄/パッケージデザイン)
キャビン/インターブランドジャパン
マイルドセブン/ザ・デザイン・アソシエイツ
ホープ/JT
富士ルネッサンス/日本デザインセンター
キャスター/博報堂
アルファベット/アジールデザイン

2004年09月02日

利己的

Webの仕事なんて、よっぽど大規模でない限り億の単位の仕事なんてないんですが、そんなコンペのデザインを作っています。
企画もシステムもなんもかんも最終的にはデザインに落としこまれるわけで、作りながら無理があるのが見えちゃってイライラします。

落ちたら企画のせい。
通ったらデザインのおかげと考えます。

2004年10月04日

ブクログのバナー

ブクログのバナー募集されていたので作ってみました。ブクログサイトがやたらAppleテイスト溢れているので、そんなかんじで。
でもこのサイズで作るのは無謀でした…
時間があったらもちょっと大きいので作りたい。
booklog01.gif  booklog02.gif

2005年02月06日

デザインバーコード

Design Barcode, Inc.
スラドより。
実は同じことを考えたり、落書きとしてやったことがある人は多いのかもしれない。
しかしこれが商売に、商品になると思って実際に商品になったというその力がすごいと思う。
もちろん専門学校出たての若造が同じアイディアを持って企業訪問しても商品化は無理であるわけで。

2005年02月17日

偉い人にはわからんのですよ!!

デザイナーになろうとする人は誰もがデザイナーになれる。
しかしなろうとしない人がなれるものではない。
もちろん配属されてなるものではない。

偉い人にはそれがわからんのですよ!!

2005年02月28日

キーノートスピーチ

DESIGN IT!1日目行ってきました。
今日はキーノートスピーチということで、スタンフォード大学のB・J・フォグ先生とアダプティブ・パスのジェシー・ジェームス・ギャレット(レベッカ・ブラッドの旦那だった)が1時間ずつプレゼンテーションしていました。
いやー、さすがに外人はプレゼンがうまいですね。同時通訳の日本語より、生英語のほうがわかりやすいとはどういうことでしょう。
公式に写真上がってるみたいです。
DESIGN IT! : Moblog
明日も朝から行きます。

そういえばなんかスクリーンに映像を映すVJ(?)の人、多分大学の同級生だった石Tくんだと思うんだけど。忙しそうで声かけず。

というか終わって会社に戻ってまだ仕事してるの。ヘトヘトで頭がまわりません。

2005年03月01日

むしろ空気を読むな

DESIGN IT! 2日目。
昨日に比べると、より実践的な内容も多くて、参考になることも多かったです。
詳しい内容は最終的にはレポート書いて会社に提出しなくてはならないので、まとめたらいつかアップします。
私は別のセッションに出ていて聞いていなかったんだけど、ホールで行われていた川崎○男先生のセッションでは、またもや場を凍らせるような発言をなさっていたみたいで、その後のパネルディスカッションの前に、主催者がちょっとヘコみ発言をしていた。さすが。
聞きたかったような聞きたくなかったような。

2005年03月02日

ヘトヘトです。

DESIGN IT! 最終日。
この3日間、カンファレンス終了後(19:00過ぎ)に会社に戻って通常業務7時間くらいをして、2時3時にタクシー帰宅、朝は7時起き、という生活だったので、ようやく仕事も普通に忙しいくらいに落ち着きホッとします。
しかし本日かなり聞きたかった部分だけ、完全に眠りに落ちてしまい聞き逃してしまったよ…うわーん。

2005年03月24日

またひとり先生が

建築家の丹下健三さんが死去
おおお。
このあいだヒルズの展望台から代々木競技場を見て、とても60年代の建築とは思えんな、と思ったばかりだった。

2005年03月28日

au「PENCK」のキートップフォントは盗用されたもの?

au「PENCK」のキートップフォントは盗用されたもの?
足立裕司さんを勝手に心のアイドル・師匠としてあがめる自分にはなんか腹立たしい話です。
なんか2chで祭になっているらしいけどどこで?
↓足立さんの特設ページ。
9031: 9031.comのフリーフォント「Mojor Kong」がau by KDDIの携帯電話「PENCK」で使われている件について
今回の件について足立さんは「商用利用も許諾の必要はなく、使用料も無料でかまわない」けど、「著作権を放棄しているつもりはない」ので、「サイトウマコト氏が数字フォントもデザインした」と報道されていることに疑問を持ったと言われてます。

一時期のフォントブーム以来、沢山のフォントが世に溢れて、様々な印刷物やその他商品などに使われています。
しかしフリーフォントの商用利用の件って扱いが結構難しくて、自分としては面倒なのであまり使わないようにしています。
商用利用可となっていても、作者への事前事後連絡が必要だったり、そうでなくともクライアントがある仕事の場合、後で「あのフォントは自分が作った」と他の媒体で宣伝されてしまうと、クライアントがいい顔をしない場合もあるわけで。

さてこんな事件が発覚する前から自分としては「PENCK」のデザインについて「?」という気持ちがあったのは確か。まあ好みの問題なのかもしれないけど、あの丸さがキモい。

ちなみに「talby」は使用者によるとボタンの形状が同一なので、数字キーと他のキーを押し間違えてしまうらしいよ。
↓これ読んで出直してこいって。

誰のためのデザイン?—認知科学者のデザイン原論
ドナルド・A. ノーマン 野島 久雄 D.A. ノーマン
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通常24時間以内に発送

もちろん自戒も含め。

2005年03月30日

「PENCK」の件の続報

窓の杜 - 【NEWS】フリーのオンラインフォントが、au製端末上で無断使用される
「PENCK」の件、窓の杜で続報出てます。

しかしなんだな、今回の件、blogのコメントなどで足立さんを知らないような人たちが勝手にひどいこと言っているのはアレだ、言っている人は恥ずかしくないのかね。明らかな誤読をしているよ。そして多分そういう人たちにとってはサイトウマコトも誰ソレ?なんだろうなあ。
9031はアクセス過多で落ちていたみたいだけど、徐々に復旧中の模様。復旧後は経緯を掲載してくれるみいです。

2005年04月05日

コンセプトはわかるけど

デザイン徒然草:【デザイン】……講談社現代新書事件
を拝読して、この間ルミネのBook1stで講談社現代新書の棚を見てぎょっとしたことを思い出した。

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2005年04月08日

これが噂の

book1stの講談社現代新書の棚。カオス。

2005年04月24日

自己文書化されたPSD

全然別の目的で「人月の神話—狼人間を撃つ銀の弾はない」を読んでいたら、プログラム文書は自己文書プログラムにするべきみたいな話が書いてあって、それじゃ社内向けのデザインガイドラインなんてものは、もしかしてPhotoshopファイル内に自己文書化したらラクチンなんじゃないかと思いました。

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2005年05月11日

そして今夜は電車で帰れないわけですが

今週は無茶苦茶に仕事が詰まっているんだけど、その中で月曜日に会ったばかりの新規のお客さんがいて、今日の午前中にとりあえずのデザイン案を出したら、かなり気に入ってくれたみたいで、私が恥ずかしくなるようなメールを送ってきてくれた。もちろん多少ブラッシュアップしてくださいみたいなところもきちんと押さえてあったけど。
いい人にはいい仕事で返したい。
確かにお金をいただいて仕事しているわけだから、どの仕事に対してもきちんと結果を出すのはあたりまえなんだけど、金額に含まれている以上のものを求めるからには、それなりの誠実さがなければなあと思う訳ですよ。

2005年06月09日

人口1万人あたり14人のデザイナー

050608wbs.jpg昨日のWBS(TV東京のワールドビジネスサテライト)は珍しくデザイン特集。
「眠れる日本のデザイン」とか言って、企業の中でデザイン力が商品に活かされていないという話をしておりました。
日本のデザイナーは1万人あたり14人、アメリカは17人、イギリスは24人だそうです。
少なくはなくない?

しばらくここにおいときます。(右クリックでダウンロード推奨。asfファイルです。)

2005年06月19日

書けなくなったホワイトボードのマーカーは捨てろ!とか

プロジェクト・ブック
阿部 仁史 小野田 泰明 本江 正茂 堀口 徹
彰国社 (2005/03)
売り上げランキング: 11,384
建築設計におけるプロジェクト進行にまつわるチームのあり方や、アイディアについてのキーワードと解説がたくさん集められた本。 私のキライな装丁に凝っただけの中身スカスカデザイン本かと思いきや、文字はちっさいけどかなり内容充実していると思います。

近頃プログラム開発の本を読んでも、働きマンを読んでもなんでも自分の今の仕事に結び付けて考えてしまうのはもう病気なのかもしれない。
どうしてWebデザイン業界でこういう本や言説が表立って出てこないのかのメモ。
・歴史が浅くノウハウが発展途上
・プロジェクト期間が短かすぎる
・デザイン予算の規模が小さい
・文章をかける最前線現場のデザイナーが少ない
・クリエイティブがプロジェクトのメインとは限らない
Webデザイナーとして定年を迎える人間が出てくる頃には何か変わっているだろうか。

2005年06月20日

デザイン萌え

昨日で700エントリ目でした。単に今気付いただけですが。

会社のマイチームで、デザイン業界についての勉強会を月イチでやっているんですが(このデザイナーのこの作品はいいよーとか萌えを語る)、今日つくづく感じたのが自分の萌えデザイナの知識が10年前くらいで止まっているということ。
三つ子の魂百までなのか、それともただの勉強不足なのか、あるいはこの10年デザイン業界にあまりスターが生まれていないのか…
うーん、Webならまた話が違うのかもしれないけど、グラフィックだと最近はもうさっぱりかも。やばい。

2005年06月27日

ソール・バスのタイトルバック集

ずっと前から欲しかったものがやっと届きました。
ユトレヒトで購入した「Bass on Title」というソール・バスの手がけた映画のタイトルバックを集めたDVD。あらためて見ても素晴らしい。見てると鳥肌立つよ。

Saul Bass On The Web - tribute site to graphic design genius
ソール・バスサイトでもこのDVD以外のムービーもみられるはずが、どーにもQTが動いてくんないです…orz

2005年07月01日

たまには真面目に仕事の話というか

最近「何故日本の企業人は仕事のネタをブログで書かないのか」みたいなことが、ネット世間界で言われてます。
もちろんNDA(秘密保持契約)に反するのか否か判断ができないという場合が多いのだろうけど、スレスレで書いても身近にいるひとにはわかってしまうわけで、その過程で書かれた人物などがそれをどう思うのか、内容がどうであれまだまだネットに自分のことが(わからないようにしてあっても)書かれるというのに抵抗がある人もいるんじゃないか、と深読みするのがひとつ躊躇われる原因でもあったりするのでは。
ネット内の人はネット内であるがゆえに、ネット外のみに生きているひとがいるということを理解できないものだし。
それは私が携帯メールを日に平均30件送りあうというOLの携帯メール世界を理解できないようなものだ。

mixi経由とか、まあ私から直接とかで同じ会社の人がここを見ているのは知っているので、ここから以下のエントリーに気分を害される方がいるかもしれませんが、私の生活のほとんどは仕事でできているので、なんかもやもやしていることを整理するためにとりあえず書いておきます。
後で後悔するかもしれないけど。公開を後悔。なんちて。

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2005年07月08日

美術原理主義者

なんかはてなダイアリーで盛り上がっているモヒカン族砦の中のひとたちのテキストを読んでいると、その殺伐っぷりが私に美大予備校時代を思い出させる。モヒカン族が技術原理主義者なら美大予備校の受験生は美術原理主義者(語呂がいいから'美術'だけど、本当は'作品'原理主義者だな)。

1.美術原理主義者。芸大至上主義者はその中の一部族である。
2.(保留)
3.ムラ社会文化のナァナァの馴れ合いじゃなくて殺伐とした講評を求む
4.作品のダメ出しは人格否定とは思わない
5.擬音と例え話と断言を使いこなす

2.がうまく思いつかないなあ。不思議ちゃん?
サザンクロスシティだったのは私の通っていた予備校だけかもしれないけど。生徒も講師もお互いハンドアックスならぬパレットナイフ投げまくり。
そして美大→社会と進むにつれ、ムラ社会のひとの温室育ちっぷりとのギャップにカルチャーショック。
作品のダメ出ししちゃいけないなんて知らなかったよー。(棒読みで)

2005年07月25日

Stanford Institute of Design

Online Extra: Design's New School Of Thought
Stanford Institute of Design | d.school | multidisciplinary design innovation center
とりあえずメモ。

2005年08月03日

デザインのメソッド化は可能なのか

最近頭の中であーでもないこーでもないと考えているのが、デザインのメソッド化は可能なのか、できるとしたらどのようなものなのかということについて。
私の中一方の人はたとえデザインでもそれは可能だといい、もう一方ではメソッド化なんてできるもんじゃないよクリエイティブってやつあ〜と言う。
後者のようなことを言う人は実際にいたらとても嫌いなタイプなんだけどなあ。
しかし結局は『誰かの考えるデザインの方法論』になってしまいかねないわけで、結果が定量で表れないとされているものって、言葉にするのは難しい。
もやもや。

2005年08月05日

デザイン力向上計画

デザイン力をあげる為に有効な方法っていうのは結局のところ
・良いデザインを知る
・何が良いのか考える
・悪いデザインを知る
・何が悪いのか考える
・沢山のデザインをする
・多くの人に意見をもらう
・どうすれば良くなるのか考える
といういたってベーシックな訓練や学習を地道にやっていくのが、効率悪いように見えて、実は一番簡単な方法なのではないかと思う。そういうことをベースに持っていてこそ、瞬間的に大きく成長したりするんだよな。
私はデザイナーに生まれつきのセンスや才能は必要ないと思う派だし。

2005年08月19日

納期に追われるWebデザイナのスケジュール管理法

納期に追われるWebデザイナ(わたしです)のスケジュール管理法を紹介します。

ここ何年間か5cm×5cmのポストイットを使ったスケジュール管理をやっています。
仮に「付箋日程管理法」といいますか。

1:これを買ってくる。
2:締め切り日、作るページの名前と数を書く
3:パソコンモニタの下部スペースに、書いてある仕事量によって間隔を空けながら(制作する量が1ページだったら間隔は空けずに、10ページだったら2cmくらい空けるなど)、直近の締め切りのものを左から貼って行く
4:仕事が終わったら剥がしてゴミ箱へ
5:切りのいいところ(3日おきとか)で配置し直したり追加したりする

すごい大雑把で単純で環境にやさしくない方法ですが、
・とにかく簡単
・時間と仕事量を直感的に理解できる
・仕事が片付くと丸めて捨てられるのでちょっとしたカタルシスがある
・マシンを起動していなくてもできる、見られる
・仕事を頼みにくる人に状況が伝わる
という利点があり、PIMソフトなんかも試してみましたが、結局この方法に戻ってきてしまいます。
ポイントは「直感的に理解」。自由度が高いので。

注意点として
・空いているからといって、モニタの左右や上などに貼らない。「時間と仕事量を直感的に理解」する為に、必ず横一直線に貼ること。
・書く内容は自分にだけわかればいいのであまり厳密に書かなくていい。面倒だから。
・貼るスペースがなくなるほどの仕事量は、大体(1週間ぐらいのスパンでは)こなしきれないですから!

説明図

こんなこと書いていないでまず仕事をしろ。

似たような話がこちらにもありました
時間を作る仕事術−へそくりできるかな

2005年08月22日

現場の愚痴は聞き飽きた

情報アーキテクチャのしっかりしたサイトを作るっていうのは、現状の制作フローを考えるとあまりにも険しい道のりのような気がして、制作現場レベルでは「上流工程のやつらがしっかりしないから!」とか、「完璧な仕様書を作れ!」とかいうような、半ばヒステリックな非現実的な要求の方向へ向かうか、「どうせ何やったって無駄」みたいな諦め無力感モードに陥ったりしますね。
そういった非生産的なお話は正直お腹いっぱいなので、現場レベルではじめの一歩を踏み出すべきだと思うんですよ。
なんにもしないよりマシ、という事例を積み重ねていくことでしか、改善は始まらないのです。

2005年08月30日

ケータイデザインのおかんアート化

ITmediaモバイル:ケータイデザインはファッションか?──GDP2005 (1/2)

なんでケータイのデザインというと「ガワ」ばかりの話になるのか私にはわからない。
キーの配置や大きさ、キータッチ、画面との連携、ユーザビリティ…etc.こんなにデザインの課題が残っているというのに!
きっとケータイ製造の現場ではソフトとハードのデザイン部門の乖離があるんだろうな…。
そして店頭で購入する場合に、ユーザが実機によるユーザビリティテストを行えないというのも問題なんだよな。

着せ替えケータイを「家のドアノブに布をかぶせたもの=おかんアート」と言ってしまったアスキーの戸島さんGJ!(肯定的な意味と言っているけど)

2005年10月03日

美人を見分けるように絵画を見分ける

はてな 会社の採用などで美人募集と明示しない理由はなんですか。就職の時に、美人が有利であるという回答が多かったのですが、(先の質問 http://www.hatena.・・

この質問を見ていてなんとなく思いつき。
一般的にデザインや美術の良し悪しを、論理的に理解できるひとは少ない。例えば玉石混合の100枚の絵画の中から、一番美しいものを選べと言われて、自分の「趣味」を反映させずに選べる人は少ないと思う。何が良くて何が悪いかの基準がわからないから。
で、翻って美人を選べと言われると、「自分の趣味ではないけど、このひとが一般的には一番美人」みたいな選び方はできると思う。
多分「顔」っていうのは、生まれてからこのかた、自分の顔も含めて膨大な数の基礎データを脳の中に持っているものだからなのかと思う。
ということは毎日人間の顔を見るくらいの量の絵画を、人間の顔の美醜を気にするくらいの意識で見ていると、絵画の良し悪しも見えてくるのかもしれない。
どちらにしても良し悪しは「趣味」とは別問題だと思うんだけど。

2005年10月15日

フォントの分かる男はモテ

@nifty:デイリーポータルZ:フォントの分かる男
が、はてブ人気エントリになってた。1getだよ!↓
はてなブックマーク - デイリーポータルZ:フォントの分かる男
というか、コメントで書体を見分けられるのがプロ技と言われているのにカルチャーショック。言われてみればそうか。そうですよデザイナの皆さん!

デザイナはいつも通勤途中、電車の中吊り広告見ながら、これはもしや游明朝(※1)…?とか、このじゅんの使い方サイアク(※2)、とか、「ト」のツメが甘い!(※3)とか、やっぱ雑誌見出しにゴシックMB101最強(※4)、とか思ったりしているはず。

しかしマジDTPのプロは、使われている「紙」の名前と重さも、手触りでわかるはずだ!
(私はWeb専門なので紙はわからんよ…)
第2弾は「紙のわかる男」をやってほしい。

#あと、たまにDPZの見出し文字、ツメ過ぎの時があるのは何故?

※1:Mac OSXバンドルの「ヒラギノ」を開発した字游工房が「藤沢周平を組む」というコンセプトで作った長文用本文書体。しっとり系。
※2:私にはモリサワのフォント「じゅん」は、よく「私たち結婚しました」「○○ももうすぐ5歳です」みたいなDPEの葉書に使われているイメージがあって、使いどころの難しいフォントだと思っています。
※3:カタカナの「ト」などの文字は、普通に入力すると(ベタ打ち)前の文字との間隔が空いて見えてしまう。その間隔を調整することを「文字詰め」という。そういえば地下鉄の中吊りは安い業者に発注しているのかしらないけど、全体的に文字詰めがなってない広告が多い。
※4:あまりにも使われ過ぎて陳腐に見えないでもないけど、やっぱり定番の力は強い。

2005年10月26日

これがグッドデザイン

Yahoo!ニュース
- 毎日新聞 - Gデザイン大賞 テルモの世界一細いインスリン用注射針

「デザイン」て本当はこういうことだよなあ。
個人的にGデザイン制度については複雑な想いがあるけど、これがグッドデザインだと言われるのは正しいと思います。

2005年10月30日

第2日本テレビの目的と手段のミスマッチ

第2日本テレビのサイトがひどすぎる件について 〜いつか来た道〜 (Id:59) - 蓄積多趣味人

誰かが言うかと思っていたら、やっぱり言われていた…。
私も松ちゃんのコンテンツが見たかったのに、結局たどり着けなかったですよ。

Web制作会社にサイトを発注するクライアントの中には、このご時世にまだ下記のようなデザインへの要望を出すところが少なくありません。
・ショッピングモールのようにしてください(ショッピングモールって結局どこのこと?)
・デパートのようにしてください(1Fが○○売場、2Fが…)
・○○館、△△館を作ってください(丸井か?ヨドバシか?)
・○○タウンのようにしてください(映画館はムービーのコーナーで、とか。大抵こじつけ)
・○○アイランドを作ってください(上に同じ。)
・コンテンツは万博のパビリオンにしてください(上に同じ。)
などなど。

つまりリアルの街や建築のメタファーを用いることが、自分達のコンセプトを表現するのに適していて、ユーザにとって親しみやすく、わかりやすいものだと誤解しておられる方がいるのです。
まあ大体ネットをよく知らない「えらいひと」がそういうこと言い出すんだ。まわりは「それはちょっと…」と言えない。
あとは代理店なんかの企画書の段階で「街」というコンセプトがあり、それをまんま絵に落としちゃうんだよな。
きっと広告代理店とかと仕事したことあるひとは、このサイトから企画書の体裁まで想像できるのでは。電通臭というか。

言いたいことはわからないでもないですが、そのコンセプトと、それをそのまま本当にブラウザ上に街やビルのイラストを使って、ナビゲーションにしてしまうことは違うのです。具体化の手法があんまりにも短絡的で、Webサイトってものと、ユーザを嘗めてんなあと思わされます。

こういったリアルのメタファーを使った画面デザインの手法は、Webサイト創世記から行われていて、正直手あかがつきまくって古くさく陳腐に見えます。そしてやたらクリック数が多くなり、拡張性も低く、使うのも更新するのも苦労します。
ただし、コンテンツにメタファーを使う必然性があり、そのサイトの目的に合致していて、かつ上手くやれば良いものができる可能性もあります。
しかしこのサイトはどう考えても違うでしょう。だってユーザに放送を見てほしいはずなのに、たどり着かないんだから。
今回の日テレの試み自体は面白くなる可能性があるだけに、目的と手段のミスマッチングが残念でなりません。

大抵こういう要件がくると、私はムキーッと怒り狂う。そしてPやDにくってかかり、「仕方ないんですよ」と言われてブツブツ言いながら仕方なく作る。知るか!と思いながら。

ニールセン博士の言っていることは、昔から全部が全部鵜呑みにできるわけでもないので、あんまり教条的に守られるのもどうかと思います。しかしこれは少なくともわかっている上で、別の価値観をどうこう、というレベルではない話だな。

しばらくしてログ分析をした後に、多分デザインリニューアルの話になると思うよ。日テレがVODにヤル気をなくさなければ。
(あと電通が広告を取ってこれれば)

2005年10月31日

オライリーの「Web情報アーキテクチャ―」

Web情報アーキテクチャ― 最適なサイト構築のための論理的アプローチ
ルイス ローゼンフェルド ピーター モービル 篠原 稔和 ソシオメディア
オライリージャパン (2003/08)
売り上げランキング: 16,858
おすすめ度の平均: 3.5
2 オリジナル本の内容は素晴らしいのですが、 誤訳や迷訳が多すぎます
5 全体像から実装ノウハウまで

私はいったいいくらをIAやUbやWeb標準関連の書籍代に突っ込んでいるんだろう…。
さて、今回買ったのはオライリーの「Web情報アーキテクチャ―」。
Amazonレビューでは2版なのに誤訳・迷訳のオンパレードとか言われているんだけど、中身がみーっちり詰まっていて、とりあえず読み応えだけはある。全部読み切れてない。つか全部読むものなのか。
それにしてもIA関係にはだいたいソシオメディアの篠原社長が入っているのね。

そういえば2月にソシオメディア主催のDESIGN IT!というカンファレンスに出たんだけど、これはプレカンファレンスで、秋に本カンファレンスをやります!みたいなことを言っていたような気がするんだけども…どうなったんだあれ。

2005年11月07日

インスパイヤ流行

mixiにインスパイヤ。
livedoor フレパ
Yahoo!にインスパイヤ。
livedoor

これらを見ていると、ライブドアにだけはデザイナーとして転職しないでおこうと思う訳ですが。
(社内デザイナーなのか、外注なのかは謎だけど。)

うーん、どういう指示を出すと、こういうデザインができるのだろうか。
「mixiみたいに」「Yahoo!みたいに」というところまではわかる。
しかしそこを、パクリに見えないようにうまく消化してこそデザイナーの腕の見せ所のような気もするが。
ひとつひとつの画像の出来はそんなに悪くないから、全然出来ないひとが作っているとは思えないんだけど…

DかPが強硬に「もっとmixiみたいに!」「もっとYahoo!みたいに!」と主張して、「もう知らん!言う通りにしたらこんなことになるぞ!」とデザイナがキレてそっくりに作って出したら、DやPは「お!いいじゃん!これだよこれ」とか言ってデザイナは「マジ!?正気かコイツら!」と思いながらも、あれよあれよと本番アップされてしまったわけではないでしょうね。
↑最悪のパターン

ちなみに私がコンペで負けたはずのデザインが、コンペに勝った別会社にインスパイやされてアップされていたことあったなー。
じゃあコンペで勝たせてくれよ!

2005年11月28日

個人的に今あったらいいなー、というサービス

先々週、後輩が「新しいビジネスモデルの提案をしろって宿題が出てるんですけど、なんかないですかねー」と言っていた。
そこで個人的に今あったらいいなー、というサービスについて話をした。

その中に「あらゆるデータ形式のファイルにタギングできて、自由にソート・検索できるグループ内共有“イントラネット”インストール型Webアプリケーション」があった。

類似のサービスはいろいろあるけど、なんで私がこんなものが欲しいのかというと
・デザインの為の資料(写真や映像)をスクラップしたい
・それには「白」「明るい」「上品」などの、イメージタグがつけられる
・「白」いイメージが欲しい時はタグクリックでソート
・複数条件でピックアップもできる
・社内資料としてのみ使用
・グループで共有できる
ということができれば、お客さんに実際にデザインを持っていく以前のイメージ作りに重宝しそうだなと思っているわけです。
(リアルスクラップブックだと、いちいち編集しなおしたり、持っていくのが重すぎたりするので)

私はデザインに特化してこういう機能を考えたわけですが、他の業務にも応用できるのかもしれません。

で、まだデモムービーしかないので、実際のところどんなもんなのかわかりませんが、
fluxiom - capture, manage, access and deliver content across your enterprise
が、イメージに近いなあと思いました。
イントラネットではないけど、閲覧制限くらいはできるんじゃないか?

via:最速インターフェース研究会 :: 全てのWeb開発者必見:fluxiom

もたくさもたくさと弊社が
「ビジネスモデル〜!(ドラえもん風に)」
とか言っている間に、どんどん世の中は進んでいる訳ですが…

ところで、オンラインではないけど、Adobe Criative Suite2についてきたAdobe Bridgeも、ちょっとした画像グループ内ファイル共有ができるみたい。
まだ2回しか起動していないので詳細が不明だけど、もしかして社内ではこれで間に合うのか?
でも一覧の印刷方法がわからない…(印刷できない?)

2005年12月06日

Webデザイン2.0とか言ってみる

誰かWebデザイン2.0とか言っていないものかと。
はてななんかでWeb2.0Web2.0Web2.0Web2.0…と、2.0系の話題を読みつづけてふと思った。
これがあった↓


確か買って読んだはずなのに、誰かに貸したまま帰ってきていないです。

とりあえずWeb2.0は置いておきつつも、この1年半くらいの間で、大体Webデザイナー個人個人の方向性は分かれてきたのではないでしょうか。大きく4分類するとこんなかんじ?


  • ユーザビリティ+アクセシビリティを武器にし、大規模企業サイトを手がける情報アーキテクト系Webデザイナー

  • システム・プログラミング理解を武器にし、大規模企業サイトを手がけるシステム系Webデザイナー

  • クリエイティビティを武器にし、プロモーション・コマーシャルサイトを手がけるビジュアル系Webデザイナー

  • 映像演出センスを武器にし、プロモーション・コマーシャルサイトを手がける映像系Webデザイナー


一昔前には「WebデザイナーはデザインもコーディングもPHPもCGIもFLASHも企画も撮影も…」とか言われていたのですが、いやここまでWebが進化して、それぞれの分野に深い理解を求められるようになると、ひとりでは勉強しきれないから無理だからそれ。
なので上記4つの中から、選択して組み合わせたキャリアプランを自覚的に立てていかないと、いつのまにか全ての分野で、ただの「絵描き屋」のレベルになってしまうだろう、という話。

2005年12月12日

デザインで角丸が必要なとき

web-conte.com | なぜみんな角丸が好きなのか?
面白かったです。やっぱりデザインの概念的な話をすると、英文のほうが分かりやすいのかもしれないですね。だからまともな日本語のデザイン論がなかなか出てこないのかも。

さて、角丸。
そういえば昔のPhotoshopでは、シェイプで角丸なんて作れなかったので、円を描いてから4分割して作っていたなあ。

テーブルレイアウトで角丸テーブルが作り出された時(私にとっては足立さんの「HTMLデザイン辞典」だ!)から、まともにCSSプロパティで角丸がサポートされていない現在まで、どーしても、デザインエレメントとして角丸が必要な場合がある。

確かにこの原文エントリで書かれているように「包括」を表すビジュアルとして使いやすい。ログイン項目とかの囲み系パーツなんかで。
それに直角を使い過ぎると、目にうるさくなるけど、角丸を混ぜると多少目にやさしくなる。文字どおり角が取れる、だ。(それでも使い過ぎるとそれはそれで目にうるさい)

それから特に角丸を使うのは「ボタン」。
今時のプロダクトデザインでは、限りなく直方体に近いボタンは多い。
それでも本当にエッジが立っているボタンだと、指に怪我をしてしまうので、どの製品のボタンでも微妙な角丸になっているはず。
で、リアルのメタファーを使うことで、実体を持たないWeb画面上のツールにもアフォーダンス(この使い方はあっているのか?)を持たせようとするときに、やっぱり角丸は必要。

また、「子供っぽさ」や「女性らしさ」を表すのにも有効。「子供や女性の体は丸い」から、丸い形からそれらに付随するイメージが連想される。柔らかさ、親しみ、温度の高い感じ。それから安さ。(安売りチラシはフォントからして太くて丸いよね)
あまり一般的ではないかもしれませんが、私はよくビジュアルを湿度で表すけど(湿っているとか乾いているとか)、丸い形は湿度が高い気がする。

もちろんこれは一般論で、「丸いのに超クール!」とか「カクカクしているけど子供っぽい!」とかいうデザインも可能なのは言うまでもないけど。あと色ベタ面の角丸と、質感ありの角丸と、立体感のある角丸ではまたイメージが違ってくるかも。

私の角丸へのイメージ

デザインの神は細部に宿るにゃー。

個人的には、よく日本人が車や携帯電話などのプロダクトをデザインすると、往々にしてなってしまう、「エッジのない丸さ」というものが、温度と湿度がヌル〜く感じられて気持ち悪い。
「エッジのある丸さ」って矛盾している言葉だけど、ヨーロッパ車には結構それを感じるんだな。どこまでも連続する丸さでなく、丸がありつつエッジにひっかかりがあるというか。

2005年12月28日

デザインで成功するためのレシピ(盗作多し)

日本では、なかなか簡潔にロジカルなデザイナー論がみつからない(勿論自分でも書けない)ので、プログラマの話からヒントを貰ったりすることが多いです。制作という点では通じるところがあるし。

ネタだけど、
プログラマーの格言(盗作多し)
なんかはプログラマー→デザイナーに置換すると、結構あてはまることがあります。最初の

一日は24時間ある。
今日中という意味は明日の朝までという意味である。
なんかは、日本全国1万人のデザイナーの首が、高速で縦に振られる光景が見えるよ。

そんで、こちら。
Teach Yourself Programming in Ten Years 日本語訳
(プログラミングを独習するには10年かかる)
何らかの専門技術を身につけようとする人には、普遍的に言えることが書いてあると思います。

本文中の「プログラミングで成功するためのレシピ」を「デザインで成功するためのレシピ」に言い換えてみると以下のようなものになるのかも。
以下、引用した物を改変しています。

  • デザインに興味を持ち、それを楽しみのためにやること。それが十分に楽しいことでありつづければ、十年でも喜んで続けるだろうから。
  • 他のデザイナーと話をし、他人のデザインを見ること。これはいかなる書籍やトレーニング・コースよりも重要なことだ。
  • デザインをすること。学習する最高の方法は、実践による学習だ。より技術的に表現するなら、「特定領域において個人が最大限のパフォーマンスを発揮するのは、長期にわたる経験があれば自動的に実現されるというものではなく、非常に経験を積んだ人であっても、向上しようという真剣な努力があればこそ、パフォーマンスは増し得る」ものであり、「最も効果的な学習に必要なのは、その特定の個人にとって適度に難しく、有益なフィードバックがあり、なおかつ繰り返したり、誤りを訂正したりする機会のある、明確な作業である」
  • もしそうしたいのなら、四年間大学で(もしくは大学院に行き、更に)学ぶこと。そうすれば成績証明書を必要とする職に近づけるし、その分野についてより深い理解を得ることになる。だが、学校を楽しめないというなら、(熱意があれば)仕事をやる過程で同じような体験を得ることはできる。いずれの場合にせよ、本による学習だけでは十分ではない。「デザイン理論の教育で誰かをプロのデザイナーにしようとするのは、ブラシや絵の具について学ばせてプロの画家にするのと同じくらい難しい」
  • プロジェクトで、他のデザイナーと一緒に働くこと。いくつかのプロジェクトで、アートディレクターになるか、そうでなければアシスタントデザイナーになること。あなたがアートディレクターなら、プロジェクトを指揮し、他の人達にあなたのビジョンをふきこむ能力を試すことになる。あなたがアシスタントデザイナーならば、達人がやることを学び、彼らはどういういうことをやりたくないのか知ることになる(そうしたことはあなたにやらせようとするから)。
  • 他のデザイナーが仕事を終えた後のプロジェクトに取り組むこと。人が作ったデザインの理解に熱中すること。元々のデザインを作ったデザイナーが近くにいない場合、そのデザインを理解したり直したりするには何が必要か考えること。あなたのデザインを、後で他の人がメンテナンスしやすくするにはどうデザインしたらいいか考えること。
  • 少なくとも効率の良いパソコンの使い方を学ぶこと。
プログラマー→デザイナー、プログラム→デザインの置換だけで、まったくその通りだという話になるものがあります。
ただ、言い足りていないところもあるし、私の思い込みの部分があるかもしれません。

たまに私はウチのチームの人たちに、以下のようなことを言います。
デザイン能力を磨く為の3つの方法

  • 好きになること
  • 習慣にすること
  • 真似すること
うーん、上記のコピペ改変版とちょっと通じているよなー、と思うわけですがどうでしょうか。

私が美術を勉強し始めたのを、美大予備校に通い始めた時だとすると、既に15年が経つわけですが、Webデザインを仕事でやり始めたのは7年前。まだまだ身に付いているとは言えないのか。

2006年02月14日

『MOTHER3』のスクリーンショット

ほぼ日刊イトイ新聞 - ようこそ『MOTHER3』の世界へ!

このご時勢にこのドット感。
かわいい!ちょーかわいいなあ。
MOTHER1と2の中間くらいの平面感だと思うんだけどどうだろう?
特に真ん中の博物館(?)の骨の絵がイカス。
ドット絵はどの線を省いてどの線を活かすか。配色のバランスはどうするか。1ピクセルの点の打ち方で見え方は全然変わってきてしまう。
このクオリティ、3DCG全盛のゲームの中では逆に新鮮ですね。

2006年02月15日

Webサイトのボタン今昔

デザインの神は細部(ディティール)に宿るので、小さなボタンでもおろそかにはできない。

最近、
チープカ - AQUA風ボタンの作り方リンク集

Life is beautiful: 色や大きさを後から変更できる AQUA風ボタンの作り方
を見ていて、そういえば私がWebの仕事を始めた7年前と今とでは、ボタンひとつとってもずいぶんと様変わりしたよな、と思う。

7年前(2000年前後)はこんなボタン使ったサイトが多かったよなあと、思い出しながら10分くらいで作ってみた。
プロのプライドにかけて仕事で作っていないと断言できるダサダサボタンもあるが、当時よく作っていたボタンもある…
懐かしいボタン作例
Photoshop4か5の時代。ベベルエンボスとドロップシャドウ全盛期。
なのにWebセーフカラーにいかにスナップさせて減色し、軽量化するかが至上命題だった。質感とかヌルっとしてたり、ゴムっぽかったりする。
今は万が一ウチのデザイナーがこんなボタン作ろうものなら、後頭部をはたいて「気持ち悪いボタン作るな!」と怒る。
世の中にはまだこんなボタン使っているサイトあるけどね…

そんでMacOSX登場以降からイマドキのボタンデザイン。
イマドキのボタン作例
他にも作例はいろいろあるけど、一言で言えば「洗練」というのだろうか。
全体的に上品な質感になってきている。色数もあんまり気にしなくなっているような。
しかしガラスボタンはいい加減手あかがつきすぎて陳腐になりつつある気配。
最近ではTIgerのWidgetデザインで一気にブレイクした、ポリカーボネイトの質感(iPodっぽい質感)が主流なのかな?

質感とユーザビリティとか、画面の密度とかについてはなんか語れそう。

そういえばこちらは昔のバナーだけど
Web1.0懐古バナー集 - Engadget Japanese
バナーもすっかり様変わりしたよね。

たかだか5〜6年前の画像を見て「古い」と思ってしまうその進化スピードも恐ろしい。
このイマドキボタンも1年も経てばダサく見えてくるのだろうか。

2006年02月19日

『デザイン』バトン

mixiで『デザイン』バトンをもらったけど、『デザイン』と一言で言っても範囲が広すぎてまとまらないよ…
そしてここには英語でしか書き込めないADちゃん…
こんなかんじで良いですか?

Q1.パソコンまたは本棚に入っている『デザイン』は?

パソコン:
2ちゃんねるの「芸術デザイン板」のログ(笑)
ネット上なら
はてなブックマーク - ワコブックマ / design
とか
r202.org: DESIGN アーカイブ
とか。

本棚:
今日Amazonから届いたのは

雑貨
雑貨
posted with amazlet on 06.02.18
岡尾 美代子 塚本 太朗 西村 千寿 小柳 帝 寺村 栄次
プチグラパブリッシング (2006/01)

主にベーシックなヨーロッパ雑貨の本です。

ZWARTE BEERTJES Book Cover Designs by Dick Bruna
は宝物。

今枕元にあるのは
r202.org: 今年、仕事の為に読んだ本の追加
で紹介したやつ。
r202.org: 今年、仕事の為に読んだ本19冊
この中の何冊かは会社に置いてある。

他にもイロイロ。
  

Q2.今妄想している『デザイン』は?

デザインとはすべての設計であると同時に、すべての設計はディティールの積み重ねでもある。
と、書いてみてああそうか!と思った。

まったくデザイン行為を感じさせないデザイン。
はじめからそこにあったようなデザイン。
そんなものができたらいいなあ。
足りないのは勇気かもしれない。

もっとデザインをうまく言語化して多くの人と共有できればいいなあとか。
なぜ現代日本ではデザイン行為が誤解されてしまうのかとか。

個人的な妄想としては、ヨーロッパの北の方に住みたい。
それで「はじめからそこにあったようなもの」に囲まれて暮らしたい。
 

Q3.最初に出会った『デザイン』は?

「うさこちゃん」じゃないのかなあ?
子供の頃はあの絵が怖くて仕方なかった。
大好きなんだけど、あの世界が無音に感じられて恐ろしかった。
 

Q4.特別な思い入れのある『デザイン』は?

ここ数年は70年代のモノに愛があるのかもしれない。原体験として。
それからヨーロッパの工芸的なもの。
だけどデジタルも好きだ。

自分が仕事でやりたいと思うデザインの方向性と、個人的に愛着を持つデザインはまた違うね。

Q5.最後にバトンを回したい5人とそれぞれのお題は?

マイミク10人の私にはハードル高杉。
『』の中はなんでも良さげなので、ここにバトン置いときますね…

2006年02月22日

まあいいのかもしれないけど

佐藤可士和が初めて手がけるウェブデザイン、そのサイトは? Narinari.com

現物見ないとわからないけど、私にはワイヤーフレーム段階に見える…
そして「半年かけてサイトの検証を行い」ってナニソレ…

2006年02月24日

ちょっと気分も変えてみる

画像と色をとり替えるだけの、かんたんデザインチェンジをしてみました。
(まだ水色のサイトが見えている人はキャッシュを削除してリロードしてみてください)
もうすぐ春なのに景気の悪い色になっています。

タイトルフォントは
25 Free Grunge Fonts - Web Design Times
の1番うえのやつ使いました。エレガントでグランジ。結構好きだ。

ちなみに忘れていたけど今月でサイト開設6周年ですよ。
それにしてもサイト名をもっとちゃんと考えれば、もうすこしかっこいいロゴになったよな…

2006年03月02日

またやるみたいDESIGN IT!

昨年行ったけど、今年もまたやるみたい。
DESIGN IT!
さすがに昨年より規模が縮小しているけど、情報アーキテクチャのセッションには行きたいな。
詳しい内容と受付は3月10日に出るっぽい。

2006年03月10日

こんなクライアントには気をつけろ!(Webデザイナー編)

以下のようなクライアント(担当者)にあたった場合は要注意、と思われる例のひとりブレスト中。順不同。


  • 1分間に3回以上「コンセプト」と言う

  • 弊社営業と友達

  • 同じデザイン案の色違いを3色以上出させる

  • 広告代理店

  • まったく違うテイストのA案とB案の「折衷案を」と言う

  • 22時過ぎに「今からそちらに行きます」と電話してくる

  • 金曜の夜に入稿して月曜の朝を納期指定

  • ワンマン社長がいる会社

  • 年末にデザイン案提出

  • 「ソニーみたいにしてくれ」と言う

  • 東京芸大卒

  • ここも目立たせたい、あそこも目立たせたい、そこも、と言う

  • 「金赤」が目立つ色だと思っている

  • ターゲットユーザは「若い女性」と言う男性

  • 会社のメールアドレスを持っていない

  • 「落ち着いていて賑やかに」のような矛盾したことを言う

  • 全画面をJPGで提出しろと言う

  • 担当者が各部署に散らばっている

  • 担当者に何の決定権もない

  • テキスト部分に字送り指定の赤字

  • 「中身は何にも決まってないけど、とりあえずデザイン2,3案持ってきて」

  • 高飛車なメール

  • 自分のセンスに自信がある30代後半女性


お・ま・け「こんな営業・プロデューサーには気をつけろ!」

  • いつの間にかフェードアウトしている

  • FAX,メールの転送係

  • デザイナーの後ろに1時間以上張り付いて「もうちょっと右」等の指示を出す

  • クライアントの要望に見せかけて自分の趣味を伝える

  • 「これが取れたら次に繋がるから」と言って大幅ディスカウント


そこに横たわるのが深い沼だとわかって飛び込むのと、知らずに引き込まれるのでは心構えが違ってくる。

2006年03月19日

忘れないように予告してみる

いつもここのデザインカテゴリには、会社で私が発言していることを、もっとうまく言い表せるようにまとめるつもりで書いていることが多いので、多分会社で私が話しているのを聞いたことがあるひとは、アー、あの話ね、と思ってくれると思っています。(こないだの「こんなクライアントには気をつけろ!」はまさにそう)

で、今日は「ハッカーと画家」ならぬ「デザイナーと料理人」というエントリを書こうと思っていたんですが、(ここで会社のひとたちはアー、あの話ね、と思って下さい)臨時出勤してやっている仕事が終わりません。

3月は会社員の師走。
ヽ(`Д´)ノ ウワァァン

「デザインと料理って似ているよね」という話、そのうち書きます。

2006年03月22日

どれだけ社会に対して語りかけているのか

すべてノンフィクションであるところの、この間の『こんなクライアントには気をつけろ!(Webデザイナー編)』というエントリーが、予想外のアクセスを頂いたようで、そのコメントの大半が『あるある』だったことに『渡る世間は鬼ばかりなのか…orz』とヘコんでしまいました。

あのような事態が引き起こされてしまう原因のひとつに『担当者の無理解』というものがあります。
クライアント企業内で『ウェブマスター』的な役割を与えられていながら『発注慣れしていない』『ウェブの仕組みをまるで理解していない』等の『自身の職務に対する自覚のなさ』が、ああいった言動から受注側にも垣間見えてしまうわけです。

もちろんプロとして仕事をしている以上、金額分の仕事はキッチリやるのは当然ですが、そのような状態が制作側のモチベーションの低下につながっているのも確かです。コマッチャウネ。

しかし、ここでちょっと考えてみると、『じゃあ制作側はどれだけ理解してもらおうとしているのか?』という問題もあるのではないかと思います。
自身がそうであるので、デザイナーに限って話をすれば、『デザイナーはどれだけ理解してもらえるような言葉で社会に対して語りかけているのか』という疑問もあります。

日本では人口1万人あたり14人のデザイナーがいるそうです。
そのうちどれだけの人が、相手が理解できる言葉でデザインを語っているでしょうか。

特権意識にあぐらをかいて『デザイン見ればわかるでしょ』と言っているだけでは、やっぱり分かってはもらえないと思うのですよ。

2006年03月23日

社会に対して語りかけようとしているクリエイター

昨日のエントリで『じゃあデザイナー(制作者)は理解してもらおうとしているの?』ということを書きました。

さて、社会に対して語りかけようとしているクリエイター(という肩書きなのか?)のひとりであるD&DEPARTMENTのナガオカケンメイさんの日記が、本日のD&DEPARTMENTのサイトリニューアルでblogになったよ。

ナガオカ日記

いままでpermlinkのない日記だったので、ものすごく良いことが書いてあっても紹介しづらかったのが解消!

ということで、私が共感したエントリーをピックアップしたかったんですが、これもあれもとなってしまいそうなので、とにかく最近のエントリーからバックナンバーまで通読をおすすめします。

私も地道にブクマしていくつもり。

世に言う有名デザイナーのひとが、みんなblogはじめたらいいのに。

2006年03月29日

デザイナーと料理人(1)

ちまちまと書いていきます。

3/19のエントリーで「“デザイナーと料理人”書くぞ」と予告した矢先に、Life is beautifulさんで以下のようなエントリーが書かれていて、うわーなんか被っているなあと思いました。
Life is beautiful: ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている

こんなこと言うとアレですが、その頃会社には今のようなデザインチームもなかったし、デザインのやり方を教えてくれる人も、デザイナーとしての適切なロールモデルになってくれるような人もいなかった。そして今みたいに豊富な情報源もなかった。
だから積み重なる経験を元に、すごく試行錯誤しながら自分なりの方法論を作っていくしかなかった。

そんな時、美大浪人時代の研究所の講師に「絵が腐る」と言われたことを思い出しました。絵には鮮度があって、刺身をグダグダいじり回すと鮮度が落ちて不味くなるように、絵も腐っていく、というような話だったと思います。

あれ、デザインも料理に似てるんじゃない?
そこからデザインをしていく中でのいろいろな状態や状況を料理を作ることに当てはめてみると、なんかしっくりくるなあと思うようになったのです。

つづく。
#r202.org: デザイナーと料理人(2)

2006年04月11日

DESIGN IT!の殴り書きレポート

この雨の中、秋葉原で行われた情報アーキテクチャ関係のカンファレンスDESIGN IT!に行ってきました。

oreilly.co.jp -- Online Catalog: アンビエント・ファインダビリティの著者(そして「Web情報アーキテクチャ」の共著者でもある)Peter Morville。
そしてマイクロソフト、IBM、Adobeのユーザエクスペリエンスチームの人がスピーカーでした。

「アンビエント・ファインダビリティ」は4/18発売ですが、会場で先行発売しているので買ってきた。まだチラ見しかしていないけどかなり面白そう。

それにしてもマイクロソフト、IBM、Adobeのひとたちは、それぞれのパーソナリティが、私の抱いているそれぞれの会社のイメージにあまりにもぴったりでちょっとおかしかった。互換不可能なパーソナリティ。
中でもAdobeの人たちとは一緒に働けたら楽しいだろうな〜と思った。やっていることがとても面白い。
IBMは本当に研究所ってかんじ。一番アカデミックな方法論でデザインを考えているよう。
そしてマイクロソフトのVista環境でのデザインツールであるexpressionは正直どうだろう〜と思った。

続きを読むの先に、私が会社へ書くレポートの為のメモ書きを置いておきます。
あくまでメモ書きなので、暗号文みたいになっていてごめんなさい。

続きを読む "DESIGN IT!の殴り書きレポート" »

2006年04月20日

CSS Niteに行ってきた

Apple Store銀座で行われたCSSのセミナイベントCSS Niteに行ってきました。
随分と盛況で、100人くらいの会場に200人以上集まっていたらしいです。
ゲストスピーカは「Web標準の教科書―XHTMLとCSSでつくる“正しい”Webサイト」の益子貴寛さん。
タイトルが「Web制作現場の対立を解消する!(X)HTML+CSSガイドライン作り」だったので、てっきり
・デザイナとコーダーがこのデザインはCSSで組める組めないを猫パンチしながら争う
とか
・ディレクタがガイドライン作りの日程を無視して組んだスケジュールにハンストで抗議の意思を示す
とか
の「対立」の話かと勝手に思い込んでいたら、どちらかと言うと「テーブルレイアウト(レガシーアプローチ)」と「(X)HTML+CSSレイアウト(スタンダードアプローチ)」の「対立」の話がメインでした。
後でプレゼン資料が公式にアップされるそうなので、それを読むと大体内容は理解できると思います。細かいidやプロパティのルールの話は参考になりそうです。

それにしても、全体的には弊社で半年もかけて作ったCSSレイアウトのワークフローは間違ってなかったということを確認できたことが良かった。
(益子さんの本も参考にしているので、当たり前と言えばそうなんですが)

そしてこういった場所では一度も当たったことのない私が、抽選会でプレゼントに当たった!嬉しい!
(あの場にいた人には会社とか個人とかを特定されそうですが、わかっても黙っててください)

2006年04月23日

デザイナーがデザインをブログで語らない理由?

[w]ブログとWEBデザイナーは相反する関係なのかも
を読んで、脊髄反射的に「これは喧嘩売られているのか?」なんてブクマコメントをつけてしまいましたが、確かに自分自身3/22のエントリで言っているように「なんでデザイナーはもっとデザインについて語ったりしないのかなー」と思っている訳です。

それとは全然関係ないエントリですが、
セックスなんてくそくらえ - モテの定義を考える
を読んでいてそのヒントらしきものに気づきました。ここの部分。

 ただ、男というものは、セックスについての事柄を他の人間に教えたがらず、自分自身の内的基準を明確にしたがらない、つまり定義(明言)をしない傾向がある。これは男が、女とセックスする際、すべての男を潜在的ライバルとしてみなすことに関係があるだろう。「モテ」というきわめて現代的なキーワードの定義を真剣に考えたエントリをあまり見かけない理由の一端はそれかと感じる。
エウレカ!
「デザイナーというものは、他の全てのデザイナーを潜在的ライバルとしてみなしている。だからデザインについての事柄を他の人間について教えたがらず、自分自身の内的基準を明確にしたがらない。」
こうしてデザインに置き換えてみると自分の中で不思議にはまってしまいました。

もちろんそれだけが理由でないことも確かです。単にPhotoshopやIllustratorは得意だけどコンピュータ自体やインターネットが苦手、それから文章が書けないから絵で表現しているんだよ!というデザイナーも多いし、インターネットでコミュニケートするよりも、クラブや業界パーティー、学校つながり、知り合いの紹介なんかでコミュニケートするほうが仕事になりやすいと思っている人も多いのかも。

ただ、2chのデザイナー関連スレッドなんかを見ると、デザイナー自身が、同じデザイナーに対してもの凄く高いハードルを作っている傾向が見られます。
例えば「Webデザイナーになりたいんですけど」みたいな質問があると「デザインの基礎は必須、PhotoshopやIllustoratorは当然使えて、XHTMLとCSSは余裕で手打ちできて、Javascriptできて、FlashのAction ScriptとFlexとAjaxとPHPとPerlとあとサーバやDBの設定もできるとなお可。さらに企画・ディレクション・コンサルタントも兼ねろ」とか返答されちゃうんですね。なんだその超人。
もしかして小規模案件ではこれらを一通り1人でやらなくてはならないものもあるかもしれませんが、まさか全てが「できる」と言えるレベルではないのは確かでしょう。デザインの基礎だけだってもの凄く奥深いのに…

現実にそんな超人はいないのに、何故こんな風にデザイナーがデザイナーを定義するかと言うと、ぶっちゃけ他のデザイナーへの牽制なんじゃないかと思う訳です。匿名掲示板の中で「オレはこれだけ出来るデザイナーだからそれ以下はデザイナーと見なさないぜ!」みたいな虚勢(ハッタリ)を張っているんです。(何故匿名掲示板かというと、実際の自分の仕事を見せる必要がないから。だから最後にはオレはADC会員だとか言い出す)
何しろもの凄く競争が激しい業界だから、意識的にか無意識的にか、とにかくライバル心を燃やしてしまうという。デザイナーになりたい(あるいはデザイナーと呼ばれたい)人間は、掃いて捨てるほどいるから。

ゆえに自分の手のうちをあかしてしまうような「ブログ」なんてもっての他なのかもしれません。手のうち、というより他のデザイナーに勝手な値踏みをされてしまうことが恐ろしいのかも。
(あー、このあたりの話はFF批評の話と繋がるのか?)

あとフリーで名前出してやっている人は滅多なことは書けないだろうな。
こんなこと書いたら間違いなく仕事なくすね。怖い怖い。

ちなみに私自身のWebデザインに対する考えは妄想科學日報さんで書かれていることに全面的に同意。
妄想科學日報 - デザインは絵を描くことじゃなくて

今やデザイナーはプログラムの知識まで手にせねばならぬ段階まで来ている。すべてを自分一人で作るとは限らぬにしても、少なくとも技術の可能性については知っておかねばならない。

超人ではない現実のデザイナーはせめて↑のような意識を。

なんかまとまりなくて済みません。もっと言いたいことはあるんだけど…

やっぱり本当はこんな理由じゃなくて、デザイナーがまともな文章が書けないせいだと思うよ!

#追記:関連エントリ
r202.org: Webデザイン2.0とか言ってみる

2006年05月01日

デザイナーと料理人(2)

(1)からずいぶん間隔があいてしまいました。
3年前くらいに以下のようなテキストを書いて、グループ内でワークショップのようなことをやったことがあります。
これは「デザインを料理だと考えると、このような場合はどのように考えることができるか」ということを言いたくて作ったのですが、今思い返すともっとわかりやすくかけたかも。


↑クリックでポップアップ拡大

一番上の欄は、料理人がデザイナーなら食べる人はクライアントだよね、ということを確認するところ。
もっとイメージを膨らませるとしたら、そこはメニューのない小さなレストランです。
あるいは「料理の鉄人」を思い浮かべてもいいかもしれません。

例えば「オーダー」の1項を説明すると…

お客さんが駆け込んできて「とにかく腹が減っているからすぐにできるものを!」というシチュエーションを思い浮かべてみます。
これはデザイン制作で言うところの、「とにかく何でもいいから明日までに3案!」みたいなシチュエーションです。

こんな時、プロの料理人ならどのように対処するでしょうか?
下ごしらえからしなければならない3日かけて作るシチューがいくらおいしいことを知っていても、お客さんは味よりも空腹を満たすことを第一に望んでいる訳です。
だとしたら、いまある材料ですぐにできるもの、例えば「お茶漬け」を出すのが良いのかもしれません。

しかしプロの料理人だったら「ただのお茶漬け」を出したりはしないでしょう。例えばそこに自家製の漬け物が載っていたり、お茶ではなく出汁茶漬けになっていたり、「プロの作るお茶漬け」が必要なわけです。

「とにかく何でもいいから明日までに3案!」と言われたときに、その「プロのお茶漬け」をサッと出すことができるためには、常日頃から自家製の漬け物を漬けておくとか、手際の良い出汁の取り方を練習しておくとか、そういった積み重ねが必要ですよね、ということを言いたかったわけです。

あたりまえといえばあたりまえなんですが、他のシチュエーションに仮託してみると、意外に納得いくところが多いんですよね。

話すとあっと言う間なんだけど文字に起こすと結構あるな…
しばらくこれ続けます。また間隔あいてしまうと思いますが。

2006年05月07日

デザイナーの新人教育にはこの本を使ってみたらどうかな

Amazonのおすすめにあって、おっと思って購入。


これはいい。
普段デザイナーが無意識のうちにやっている基本的なことを簡単な言葉にしてまとめてあります。

この本の序文にもあったけど、元々そういったことは学校ではあんまり教えてくれなくて、現場で先輩の仕事を見たり、経験を積みながら身につけていくものだと思います。
そういうふうに体で覚えたことを、やったことのない人に伝えるのは難しいです。
例えばいくらイチローが懇切丁寧にバッティングのコツを教えてくれたとしても、一度もバットをふったことのない人はヒットを打つことができないように。
で、多分この本をいくら読んでもデザインをやったことのない人がデザインをできるようにはならないと思いますが、デザインを既にやりはじめている人が読めば、現在ある問題に対するヒントになるかもしれないです。

そして新人教育を任されて「だって見ればそれがいいか悪いかなんてわかるでしょ」「言葉で説明できないからビジュアル作るんじゃないの?」「デザインの教育って…?」と、困惑されている先輩デザイナーの方々には頼もしい味方かもしれません。

知っていますか? デザインの基本原則。

これからデザインをはじめたい人、デザインを学びたい人のために。
これだけは知っておきたいデザインの基本知識。 

かっこいいデザインや印象深いグラフィックは「何となく」「偶然に」できているのではありません。そこには必ず規則や法則といった「ルールズ」が存在するのです。本書はグラフィックデザインの初心者のために、デザインの基礎体力を上げるための「デザイン・ルールズ」を解説しました。反復やグリッドの活用といった基本的な法則から、変化のつけかたやデザインテクニック、そして色についてまで、と豊富な作例とともにシンプルな言葉で解説したデザイン入門書!

2006年05月13日

よく考えたら自分はデザイナーですらなかった

名刺の裏の英語表記のところにだけ、何故か小さくDesignerと書かれている。
日本語のほうには何故か「エキスパート」とか書かれている。なんだエキスパートって。

会社でアートディレクターとしてクリエイティブの品質を上げて行けとか、アートディレクターで選ばれるようになれとか言われているんですけど、自分は頭が悪いのか、どうしてもおっさん達のいうアートディレクションの定義がわからないよ。
そんでWikiPediaで調べてみたんだけど、
アートディレクター - Wikipedia
何度読んでも、正直、デザイナーという肩書きすら日本語表記されていない自分が今やっていることと寸分違わないんだよ。
おっさん達は一体どんなアートディレクターの話をしているんだろうな。
原研哉とか?

ねえ、名刺に「アートディレクター」って書けばそれで良くね?
雑誌とか載ったり、講演とか引き受ければそれで良くね?

お客さんに会う度に「こいつは何者?」という顔をされるのでいつも「デザイナーの○○です」って言うんだけどそれがメンドクサイから、随分前に「名刺にデザイナーって入れてもらえますか」って言ったら「そういう役職はウチの会社には存在しないからダメ」って言われ、こっそり英字表記のところにだけ「Designer」って入れてあるという弊社の制作に対する無理解さという体質に絶望したという経緯はなかったことになっているんだろうな。社長変わったから。

ああなんか愚痴になってしまった。

2006年05月28日

デザイン中級者がしっかり基礎を確認できる本

この間紹介したデザイン・ルールズ デザインをはじめる前に知っておきたいことがデザイン初心者に向けた本だとしたら、これは中級者に向けた本だと思いました。
それとデザイン・ルールズのほうは作例に微妙…なものが混じっていたけれど、本書には実際に流通しているデザインを作例として扱っていることが多いので、よりデザインの優位性が実感がしやすいです。

コンピューターでデザインすることが当たり前になって、旧来の徒弟制度的なクリエイティブ作業がなくなってきている昨今、実はデザインの技法的なものよりも、この本の第一章にあるような「デザインの考え方」というようなもののほうが勉強になったりします。
ここで紹介されているような「ムードボード」「プレゼンテーション」「ストーリーボード」…などは、特にWebデザインの現場でのそのスピード重視の進行方法から、おざなりにされがちな部分です。
しかし実はその部分がクオリティ向上に繋がるカギでもあるわけで。

それから、見た目でデザインを判断できないクライアントに対する理論武装には役に立ちそう。

あと、
Webレイアウト・セオリー・ブック ~Webデザインのためのレイアウト基礎講座
も、同じ著者の本ですがなかなか良い本でしたよ。

2006年07月22日

そういうとこ見られてるよ

私は今の会社しか就職経験がないので、一般的な会社の状況はよくわからないんだけど。
自社内の部署同士の仲が悪いとか、お互い全然話が通じていないとか、そういうことを下請けとか外部の会社に知られるのって恥ずかしくないもんなのかね。
部署同士の仲が悪いからといって、グローバルナビゲーションをつけるのをいやがるとか、デザインルールを変えろというとか、そんなことこっちの知ったことではないよと言いたい。
お金出してるところが一番偉いのかというとそうでない場合もあるから、一体どこの意見を聞いていいのやら…
それなりに大きな会社なのになんかサイトに統一感がなかったりする会社は、社内がお役所のような縦割り行政のせいかもしれませんよ。

2006年08月16日

若冲と江戸絵画展は素晴らしかった

プライスコレクション 若冲と江戸絵画展

行って来た!
行ってない人、8/27までだよ、ヤバイ、行かなくちゃ!
というくらい良い展示でした。
若冲の六曲一双の鶴図屏風、すごいリズム感と緊張感。墨の色彩が素晴らしい。
雪中鴛鴦(えんおう)図は水中から透けて見える鴛鴦の顔を見てぎょっとした。
群鶴図はなんちゅーコンセプチュアルな、と衝撃を受けました。
鳥獣花木図屏風には圧倒された。何このイマジネーションと色彩感覚。
そして紫陽花双鶏図カッコイイ!!
他の絵もとにかく構図のとりかたと、筆運び、色彩感覚が凄いなと思いました。
美大受験生はみんな葡萄図とか模写してみるといいと思う。というか私がするべきかもしれない。

一応、若冲メインの展示なんだけど、他のコレクションも素晴らしかったよ。
特に好きだったのは
芥子薊蓮華草図/伊年印
たらしこみの活かし方が素晴らしかった。
麦稲図屏風/円山応震
コンセプトも構図もデッサンも完璧だ。
猛虎図/亀岡規礼
虎の背中の量感と空間感がすげえ。

あとこの展示のもうひとつの目玉は特別展示。照明装置を使って屏風に当たる光を朝から夕方に変化させて見せてくれるんですよ。それが鳥肌たつほど見事に絵の見え方が変化するんですよ。
雪中松に兎・梅に鴉図/葛蛇玉(かつじゃぎょく)
なんて光によってモチーフの浮かび上がり方が変わってくるの。
特に金箔や銀箔を使った作品に変化が顕著で、全面銀箔だった
夏冬白鷺図屏風/山口素絢(そけん)
とか、見ていてその変化にゾクゾクしました。
紅白梅図屏風/作者不詳
も夢見ごこちですよ。
この展示方法とても面白いと思います。流行るといいな。

とにかく胸が一杯になった。どこ見ても心臓にズキュンドキュンとくるぜ。いやまったく眼福でした。

これから行く人にお知らせ。かなり混雑しているので、時間に余裕を持って行った方がいいと思います。見ていて2時間くらいあっと言う間にたってしまいます。閉館がもうちょっと遅かったらなあ。

そういえば上野いったの久しぶりだった。博物館の前で移動販売のスジャータTOMIのソフトクリーム食べられて満足。あれおいしいよね。

2006年08月27日

行けども行けどもイバラの道

“インハウスデザイナー”は蔑称か
山本 雅也
ラトルズ (2005/11/01)
おすすめ度の平均: 5
5 自分の仕事に悩んだら読みたい本
5 デザイン関係者必読の書!

デザインジャーナリストである著者の個人的な経験から、日本のインハウスデザイナー(企業内デザイナー)のあり方に対して語っている本。
タイトルだけ見ると、デザインの話に終始しているのかと思ってしまうけどそうでもない。
本人がいかにして絶望的な状況から自らのアイデンティティを取り戻したのかという前半部分が面白かった。
書かれている内容はその通りその通りと、まったく納得できる話が多いけれど、しかし著者が導入部で「日本のインハウスデザイナーを勇気づける本だ」と言っている部分に関しては、正直なところ突っ込みが足らないのではないかと思った。
やっぱりデザインには夢も希望もないんじゃないかと思ってしまう。行けども行けどもイバラの道だ。

話は変わって、自分も含めて日本でアートやデザインをやっている人間は、とにかく言葉をうまく使えない人が多い。よく私が人の書いた企画書やコンセプト文を読んで「これポエム?」みたいに口悪く言っているのを聞いたことのある人も多いと思う。

逆にアートもデザインも「苦手なんです」という人達は、まったくもって「図で説明する」「見せ方を考える」みたいなことに無頓着だったりする。

両者でワークショップでもやればいいのかも。

2006年08月28日

楽しみな企画展

次回のgggの展示が素敵だ。
DNP Gallery

第244回企画展
Graphic Wave 2006 古平正義、平林奈緒美、水野 学、山田英二
2006年9月1日(金)〜9月22日(金)

 ギンザ・グラフィック・ギャラリーの9月企画は、<Graphic Wave 2006 古平正義、平林奈緒美、水野 学、山田英二>です。
 1996年からスタートしたGraphic Waveは、今後のデザイン界を担うデザイナー数名が共同で作品を企画・発表するグループ展です。11回目を迎える今年は、独自のグラフィックを確立し、進みつづける4名のクリエイター古平正義、平林奈緒美、水野 学、山田英二の登場です。今回は、「School of Design」をテーマに、4人の作家達が、デザインの教科書という形で、デザインの考え方を改めて問い直し、より多くの人たちにデザインすること、創造することへのきっかけを与える展覧会となります。
 展覧会にあわせて、デザインの教科書『School of Design』と4名の近作を掲載した『Graphic Wave 11』を刊行いたします。


ギャラリートークの定員が先着70名だというので、あわてて申し込んだら受付番号ギリギリだった。よかったー。
もう午後休み取る勢いで見に行きたい。
しかも金曜日の銀座!楽しみ。

2006年09月04日

Webデザイン提案ができるまで

なんか昔のメモが出てきたので貼っておく。

■要件確認(いわゆるRFPの確認のようなもの)
・スケジュールの確認
・サイトの目的・内容の確認
・CI・ブランドの確認
・(リニューアルであれば)現状の問題点の確認
・(あれば)メインビジュアルの要望の確認
・(あれば)コンテンツの優先順位確認
・(はっきりしない場合は)クライアントへヒアリングへ行く

■デザイン設計(IAとアートディレクション的なこと)
・グループ内でデザインの方向性についてディスカッション
・仮のサイトフローを作成
・ナビゲーションの設計
・ページ内のコンテンツ優先順位想定
・色彩設計
・画面設計
・メインビジュアルの選定
・デザインテイストの想定(2案なら違いがでるように、など)
・使用技術(FLASHやCSSなど)の想定
(↑以上、紙にラフスケッチなどしながら)

■制作(デザイン)
・デザイン案の作成(PSD→JPG)
・企画書に貼るデザイン説明の作成(PPTなど)

2006年09月09日

インゴ・マウラー展行ったよ

Hさんとiくんと、オペラシティアートギャラリーでやっている光の魔術師:インゴ・マウラー展を見に行きました。
このページでもちょこっと見られる、ガラス板の間に白色LEDを仕込んだ星空のような光るテーブルとベンチのような、クールな作品がある一方、なっじゃこりゃ、みたいな真面目なんだかネタなんだか分からないような謎作品もあって、面白かったです。
展示は9/18まで。

そのあとご飯をたべたりしながらYouTubeの話をしたりいろいろ。Hさんが「デイリーポータル Z」を「ヘリポートZ」と聞き間違えたのが今になってじわじわおかしい。

2006年09月18日

SCHOOL OF DESIGN

SCHOOL OF DESIGN(スクール オブ デザイン)
水野 学 古平 正義 平林 奈緒美・山田 英二 山田 英二
誠文堂新光社 (2006/09/09)
先週の金曜日にgggで行われた水野 学、古平 正義、平林 奈緒美、山田 英二の展示のギャラリートークに行ってきました。

私は前から平林さんのデザインが好きなので(学部の先輩だし!)、この企画の為に作られたグラフィックやら、チェックできていなかった仕事の数々が見られて良かったです。
ご本人は見た目かわいらしい人なのに、豪快なエピソードが沢山あってウケる。
プレゼン当日に何も作れなくって、仕方ないので何も持たずに会場に行って「丸腰でやって来たのには意味が有ります」と言って延々話術で持たせた。
学生時代、空デなのにグラフィックがやりたくなって、その頃はMacなんてなかったからまずレタリングや版下が作れないと!と思って画材屋さんや版下屋さんにバイトで潜り込んで修行したら視デの人より上手くなってしまった。
のような話。

話術もデザインのうちというか、皆さん話がウマくて笑いが絶えないトークショーでした。特に水野さんの司会が上手すぎ。

本書はその企画の本。かなり売れているらしく、冗談で「原研哉の本を超えるが目標!」なんて発言も飛び出していました。
トークショーの後に買って帰った。
正直なところ私は内容がおもわせぶり感ただよい過ぎで気に食わないんですが、普段なかなか伝わらない現役売れっ子デザイナーのデザインに対する肉声だと思えばそれはそれで面白いです。

2006年09月19日

WEBデザイナーなんて仕事は存在しなかったようです

キャリアマトリックス - 職業検索(全504職業)-フリーワード検索
約500種類の職業情報にアクセスできるというキャリアマトリックスで探してみたところ、Webデザイナーという職種はありませんでした。
もちろんグラフィックデザイナーはあるし、謎の「Webクリエイター」なんていう職種はありましたが。

統計情報の概要
  就業者数(計)=161393人
国勢調査<デザイナー>より
 
  労働時間(平均)=184時間/月
  賃金(平均)=407.84万円/年
  年齢(平均)=32.4歳
賃金センサス<デザイナー>より

2006年10月18日

効率化は正しい、そんな風に考えていた時期が俺にもありました

なかなか考えさせられる質問。
人力検索はてな - 【500ポイント】視点の教育方法について教えて下さい。 PCの使い方によく表れますが、何年も使っていてもなんにも知らない人(スキルが上がらない人)って多いですよね。 ..

それを読んで思ったこと。
ちょっとまだ具体的な話に落としきれていないので、抽象的なメモのようになってしまった。

私は超のつくほどの怠け者だ。
だからとにかく何をするにも無駄な労力を一切使いたくない。
電車に乗る時は、何時何分発の電車のどの車両に乗ってどのエスカレータに乗ればその改札に出る、ということを予め調べてから乗る。調べずに迷うことによって、無駄な時間や体力を使ってしまいたくない。
1秒でも早く仕事を片付けるために、ショートカットはもちろん覚えるし、書式がないもので、あれば後で使えるものなら流用を考えながら作っておく。
仕事の進め方も、作業も何もかも、とにかく効率化しようとしていた時期があったし、今でも大部分は少しでも楽をするためにそうしている。

しかしここ最近は、効率が良ければただそれだけで仕事の質があがるわけでもない、ということにふと気づいた。

方法論を持って手際よく問題を片付ければ、必要だったはずの時間が浮く。
その浮いた時間は意識して無駄に使うようになった。
無駄というと語弊があるが、明確な目的と手段を持たずに「ゆるゆる」とするのだ。
それはその時間だけを取出してみれば「非効率」で「非生産的」だ。

ところが効率よく進んでいく時間の中に、自分でも意味がよくわからない「ゆるゆる時間」が入ると、それまでには思いもよらなかった視点が出てくる。
うまく言えないけど、偶然を必然的に作るようなイメージだ。

この「ゆるゆる」に助けられて、効率的だけど真っすぐに流れていくだけだった仕事が、面白いものに変化していくことが何度もあった。結果めぐりめぐって効率的になったりする。メタな話。

2006年10月25日

ユーザ中心ウェブサイト戦略

ユーザ中心ウェブサイト戦略 仮説検証アプローチによるユーザビリティサイエンスの実践
株式会社ビービット 武井 由紀子 遠藤 直紀
ソフトバンククリエイティブ

ビービットのユーザ中心ウェブサイト設計の本。
今まで何冊も類似書を読んできたので、私にとってもの凄い目新しいことが書いてあるわけではないけども、ユーザ中心設計のウェブデザインの為のノウハウがまとめて整理されているところが良いのではないかと。
特に「ユーザテストとはユーザに改善点を答えさせることではない」とか、「レイアウトデザインの決定にユーザテストは不要」とか、実際に商売でやっているところじゃないと出てこないことが書いてあって面白かった。
あと、明確になっていない要件定義の仕方も、段階を追って丁寧に書いてあるのがいい。
コンサル的なアプローチのサイトリニューアル提案案件には結構ハマると思う。

2006年11月12日

こんな私でいいのかしら

明日中にとあるイラストを書かなくてはならないんだけど、どーにもクライアント指定のテーマで書くモチーフが思いつかなくて悶々としています。
ていうかイラスト苦手なのに…
結構な人が見る事になるだろうものなので、私などが書いていいのかずっと不安なんですが、前回出したものもスルスルとOKを頂いちゃって恐ろしいなあ。
そして一番何が恐ろしいかというとそれが1年間続くだろうということ。いい加減ネタ切れしそう。
デザインはあれにしろ、イラストはプロとは言いがたいレベルなので、なんとかいろんな技でゴマカシゴマカシやっているんだけど…

2006年11月16日

まさにユーザビリティの問題

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - 愛・地球博記念公園:全域案内板、どこを向いても北方向 県、来年3月変更 /愛知

はじめて台湾に行った時にちょっとびっくりしたのは、たくさんある街角の地図のすべて常にが「上が北」だったこと。
いまちょっと思い出せないけど、他の国でも普通は「上が北」なんじゃないか。

日本の案内地図は、「向かっている方角が上」というものが多い。日本人は無意識に頭の中で3次元を2次元に変換している。
よくよく考えてみれば面白い。

「なぜ鏡は上下逆さには写らないか」という問題にも似ているかもしれない。

日本で普通に暮らしていれば特に不思議に思わないが、設置場所によって地図を回転させなければいけないので、設置側は手間と費用がかかる。

しかしすでにそれが日本人の習慣と経験になってしまっているので今更変えることはできないんだろうな。

「Webデザイナーのための参考書籍ストア」はじめました

Webデザイナーのための参考書籍ストア - デザイン基礎

Amazonアソシエイトが最近「インスタントストア」サービスをはじめた。アソシエイトIDを持っていれば、誰でも自分だけのAmazonが作れるというもの。

ためしてみたけど、すごい簡単にできる。

内容はこのサイトで紹介してきたWebデザイナーの自己学習に役立つと思った本。
blogはフローだけど、ストアはストックなのでそれなりに役立ちそう。ここから買っていただくと、私のふところにちゃりんちゃりんと小銭が入ります。
そんでそのお金で本を買います。今度から読んだらblogとストアの両方に追加していくよ。

2006年11月27日

デザインってTIPSのことなの?

前々から思っていたんだけど、はてブで以下のようなタグ検索すると、なんだかなーという結果が表示される。

はてなブックマーク - タグ デザイン
はてなブックマーク - タグ design
はてなブックマーク - タグ webデザイン
ブクマコメントとか見るともっと切ない。

みんなそんなにデザインのTIPSが知りたいのだろうか?
そのTIPSは本当に何かの役に立っているのだろうか?
デザインってTIPSのことなのだろうか?

世のデザイナーはもっと社会との断絶について考えた方がいい。
もちろん自分含めて。

2006年12月01日

「作る手」と「見る目」

デザインをする上で必要なものは「作る手」と「見る目」なんじゃないかと思う。
それらは相互に影響し合っている。
まっすぐな線がひけるとか、ムラなく色が塗れるとかの「作る手」のほうは、手に持つ道具の進化によって、それなりの経験を積めば誰にでもできるようになった。
しかし「見る目」のほうは、まだまだ身につけるのに修練がいる力だ。
何故そこにまっすぐな線が必要なのか、なぜムラなく色を塗らなくてはならないのか、それを判断するのは「見る目」だ。
沢山のものを見ること、そのものごとをよく観察すること、構造を認識すること、言語化できない空気を感じること。見たものを分類整理して頭の引き出しにしまっておくこと。しまっているものが素早く取出せること。
それができてはじめて「作る手」をどう動かせばいいかわかるようになるんだと思う。

という思いつきのメモ。

2006年12月04日

今日の思いつき

セオリーを積み重ねていくからいいものができる、わけじゃなくて、
いいものが出来た時、そこにセオリーがある、のではないか。

2006年12月05日

デザイナーじゃなくても読むと面白いはず

ナガオカケンメイの考え
ナガオカ ケンメイ
アスペクト
売り上げランキング: 2632
2000年からのナガオカ日記をまとめた本。

2週間くらいかけて毎日の通勤電車で少しずつ読んだ。日記なのでひとつが2〜3ページのコラム。 改めてまとめて読んでみると、やっぱり仕方ないけどこの人の経営者的傲慢さが気になるな〜と思いつつも、その傲慢なかんじと、経営者的視点なのにもの凄く謙虚にものを考えているところを行ったり来たり振幅している、そのことがデザイナーの視点だな、リアルだなと思いました。これはエントリを細切れで読んでいたら分からないところ。

傲慢なところも含めてやっぱり自分と考え方が似ていて、だからこそ自分がまだ足を踏み入れていない領域について、なるほどと思ったり、すごいなと感じたりします。 それにしてもこれが本屋さんでデザイン関連書籍の、あんまり一般の人が立ち寄らない場所に置かれてしまうというのが勿体ないです。たとえばIDEOの本はサラリーマンも読むのに、この本はそのことで手に取られる機会を逸してる。そこが歯がゆい。

2006年12月16日

今年の成長

サイトを移転したのに結構いまだに
こんなクライアントには気をつけろ!(Webデザイナー編) (wacoklog)
へのアクセスが多いのですが、改めて今読み返してみると最近はこんなことあんまり思わなくなったなあと感じました。
なんでだろ。

理由の推測
1:自分の経験値が上がったので、これくらいならうまくさばけるようになった
2:お付き合いするクライアントのクオリティが高くなった
3:このエントリで7年間の鬱憤をはらしたのでスッキリした

1だといいなあ。

2006年12月17日

美術教育に足りないもの

ふたつとない日常: 図工に評点はなくてもいいと思う

「図工」って言葉の響きなつかしいな…
確かに小学校の時の図工の評点なんて、まったくあてにならない。
私の評点は5段階中の3だったと思う。
それでも実技試験に合格して(浪人したけど)美大に進み、今はまがりなりにもデザイナーとして仕事をしている。
(高校の時に美術の評点が2だったのは授業がかったるくてさぼってばかりだったからだ)


ただ、評点があてにならないからと言って、小学校で美術教育が必要ないとは思わない。
なぜなら将来的に、たとえ美術に関係しない仕事についたとしても、美術的なセンスが身に付いていたほうが便利なことが多いからだ。

例えば仕事で製品のパンフレットをデザインする人は少ないだろうけど、パンフレットのデザインを承認する立場の人は多いだろう。
『君の書いた企画書を読んだんだけど、なんか色使いがダサいし、伝えたい要点がわからない』って言われたって人は多いかもしれない。
もっと身近な例で言えば、年賀状ソフトのテンプレートじゃなくて、もっと自分らしいオリジナルの写真や絵を使いたい…と思っている人だって沢山いると思う。
あるいは部屋のインテリアがどうにも上手くまとまらないとか、自分に似合う洋服の色選びがわからなくてなくて損している人もいる。

なのに「自分には絵心とかデザインのセンスがないから…」と、あきらめてしまっている人のなんと多い事か。もったいない。


しかし現状の日本では、将来のそんな状況を見越した、「普通の人」に本当に必要とされる美術教育がなされていないのでは、と思う。
(今の小学校での図工がどんな授業かは良く知らないので、これは20年前に私が通っていた3校の小学校での体験と、子どもに美術を教えている知人の話なんかを元に書いています。でも大して変わりはないんじゃないか、という推測を元に。)

まず思いつくのは、「創作」に対して幻想を持ちすぎているのではないかということ。
「子どもの創造力を高める」とか「創る事の楽しさを知る」とか、創作することへの幻想みたいなものがありすぎるんじゃないか。
もちろんそれはある面では正しいけど、「まず創ってみる」というところから「上手く創れないから楽しくない」っていう段階に進んだ子どもに対してのフォローって、小学校ではまるでない。
「下手でもいい」って大人は言うけど、自分でも下手だと思うのに創りつづけるのって、大人だろうが子どもだろうが、大抵の人には苦痛だと思う。
「上手いね」とか「よくできたね」と他人に褒められる体験を積んでこそ、創作の楽しみも増すはずだけど。
(もちろん誰からも褒められなくても内から溢れ出る衝動で何かを創らずにはいられない子どももいるけどそれは少数派)
本当はちょっとした「技術」や「知識」があればもっといいものができるはずなのに、大抵の小学校ではその「技術」も「知識」も持った先生はいないし、それを他の教科で忙しい先生に求めるのも酷な話だ。


それから、鑑賞教育の不在。
海外旅行でヨーロッパの美術館へよく行くんだけど、どの美術館でも必ず見かけるのは、学芸員に引率されている20人くらいの小学生の集団。ゆったりとした展示室にはソファがあって、子どもたちはその周りに思い思いの姿勢で座ったりしている。学芸員は絵を指差しながら、その絵の主題や、見るべきポイントなんかを話している。もちろん子どもなのでちょっとぐらいは騒がしいけど、だいたいはみんなそれを興味深げに静かに聞いている。
これが中学生くらいの子どもになると、4〜5人のグループになって、メモを片手に美術館の中を自分たちで見てまわっている。自由研究なのかな。
日本の美術館ではあんまりこんな光景は見ない。
さらに言うと、「なんか話題になっているから見に行くか」と、せっかく美術館に足を運んだ大人達でさえ、一枚の絵の前でじっくり「絵を見る」ということができない人がいる。うっかりすると絵そのものを見ている時間より、その絵のキャプションを読んでいる時間のほうが多かったりする。
それは「絵の見方」を知らずに育ってきてしまったからなんだろうと思う。


ちなみに、私も受験のために本格的に美術を勉強しはじめるまで、「絵の見方」がわからなかった。
創る事はそれなりに好きなんだけど、ピカソとかミケランジェロとかマチスのどこが良いのかがわからなかった。写真みたいにそっくりに描けている絵は「すごいな」と思えたけど、そうじゃない絵は何がすごいのか理解できなかった。

それが、「絵の見方」を身につける事によって、びっくりするぐらい一枚の絵を楽しんで見る事ができるようになった。
素晴らしい一枚の絵から読み取れる情報量はものすごく沢山あって、色使い、線のリズム、質感、構図、空間感…そんなものを離れたり近づいたりして見つけたり、自分が描くことを想像してその過程をなぞってみたり、そういうことを含めて「きれいだな〜かっこいいな〜」と、うっとりとドキドキするようになった。
それはただ「美術」に対して有効な見方じゃなくて、例えば道ばたの街路樹に対しても、会話している相手の指先とかに対しても、人工・自然を問わず素晴らしい造形物に対してうっとりドキドキするようになった。世界って美しくて面白いものが一杯ある。


私のフェチシズムっぽいそういう見方は置いといたとしても、「良いものを良いと認識できる」っていう「見る力」っていうのは、実は「創る力」と同等に持っていないと、自分が創ったものの何が駄目なところかわからないので、結果的に「創る力」を伸ばすことはできないはずだ。
それはいろんな味の料理を食べた事がない人が、複雑な味覚を持つ事ができず、おいしい料理を作ることができないように。
美術教育でももうちょっと鑑賞に力を入れてもいいんじゃないのか。
「創ること」と「見ること」のバランスが必要だってこと。


「技術」「知識」「絵の見方」なんかを今の小学校の先生に求めるのは難しいのなら、そこらへんにゴロゴロしている(失礼)滅茶苦茶絵のうまい美大出無職の人達を活用すればいいのに、と思うけど、それは現状の教育制度の中ではなかなか難しい話なんだろうなあ。

2007年02月19日

前髪

何もかもお膳立てされて最高の条件で差し出されるような仕事なんて世の中には存在しない。
あらゆる仕事は「突然に」「納期が短く」「儲からず」「企画があやふやで」「メンバーにバカが一人は混じっていて」「入稿が遅れ」「自分のスキルが足りない状態で」やってくる。
しかしチャンスの女神は前髪しかないんだ。引っ掴め!

2007年02月20日

クライアントからデザイン的に困った要望が出た場合

そこはオレンジ色しかないだろう、という部分を「ピンクにしてください」という要望がクライアントから来たらどうするか。


  1. 何も疑問に思わずご要望通りにピンクにして提出

  2. ピンクにするとこんなに格好悪いですよ、ということを示す為にあえてピンクにして提出

  3. ピンクにすると格好悪いですよ、オレンジがいいですよ、とクライアントを説得してオレンジを押し通す

  4. ピンクにしても格好悪くならないギリギリの表現方法を考える

  5. ピンクにしたい理由を聞いて、その問題のもっとスマートな解決方法を提示


1は論外。でも「時間がない」「お金がない」場合には割り切ってやるしかない。
2は大抵失敗する。その格好悪さを分かる人はそもそもそんな要望を出さない。
3は時と場合とクライアントの性格による。キレる人がいる。要望をただ否定するだけではダメ。
4はデザイン的には高度。
5が私は正解だと思うが、これも時と場合と人を選ぶかも。
経験的には4と5の組合せが上手く行く事が多い。

何故その修正が必要なのか理解しないまま、言われるがままに制作するんだったらデザイナーなんていらない。

2007年02月28日

おぼえがき

いい加減何か書くか、とMTのテキストエリアをぼーっと眺めるものの、今調べているものや読んでいる本がぶわーと溢れてきて何から書けばいいのかわからなくなる。

調べていること
・google search applianceのカスタマイズ
・ajaxのフレームワーク使ってみたい
・xml/xsltちょっと覚えないと
・web標準ワークフロー(もういい加減飽きた)
・flexなら空も飛べるはず?

読んでいる本
・ちゃんとCSSするためのスタイルガイド入門
・インフォメーションアーキテクトの教科書
・クロフォードのインタラクティブデザイン論
・Designing with Photographs
・初めてのプログラミング(Rubyのやつ)

メモ
・サーバ上の孤立ファイル見つけるのにらくちんで上手い方法はないですか
・ワークフローのドキュメント群につけるアイコン考えたい
・xml軽く勉強するのにいい本ないかね
・flex軽く勉強するのにいい本ないかね
・あのドキュメントをオムニグラフルのテンプレートにしないと
・マニュアルいらずの管理画面ってどんなの?
・見積とか業務範囲とか
・あのプレゼンの結果どうなったんだ
・ウチの室 終 わ っ た な
・4月の人事でなんとかして〜

年度末か……

2007年04月19日

茶色の狐

すべらない名無し | 欧文フォントのサンプル

The quick brown fox jumps over the lazy dog.
は私もデザインガイドラインを書く時に欧文フォントのサンプルでよく使います。
「すばしっこい茶色の狐がぐうたらな犬を飛び越える」
だと思ってたんだけど、「lazy dog」が俗語で「散裂弾」っていう成句だとは知らなかった。なんかメルヘンな世界が突如スプラッタなイメージになる。

ちなみに和文フォントのサンプルは
『新しい朝が来た希望の朝だ』
だ!

2007年05月14日

パッケージングデザインの妙

成城石井で「牧家の白いプリン」を購入。

パッケージングデザインの妙。

まるっとしたミルクプリンを薄いゴムで包んであって、つまようじでつつくとプルンッと剥くことができます。
そこにカラメルソースをかけると濃厚なミルクの味が(゚Д゚)ウマー

ビジュアルのかわいさ(下の牛柄はなんとシールになっている)と、包装を剥く遊び心のあるユーザ体験。
素晴らしい。

2007年05月20日

偉そうなことを言ってみる

どうしてプログラマに・・・プログラムが書けないのか?

PHPが出来るという事で採用した新人は、PRINTの時点でもうわからない*ホームページを作る人のネタ帳

プログラムではなく「ディレクタ候補」「デザイナ候補」「コーダー候補」合同の新人研修での話。
毎年新人研修をやる度に、そろそろ「手打ちでコーディング?朝飯前っすよ」「テーブルレイアウトなんて簡単ですけど今時ありえないですね。ゴリゴリのWeb標準なXHTML書けますよ」「限りなくハックを排除したクロスブラウザ対応のCSSは得意分野です」みたいな(めがねっ子で小さい女子の←願望)コーダー志望の子とかが現れるんじゃないかと期待するけどまだ来ないなー。
ウチの会社がそのレベルだって話なのかもしれないけど、世間で言う程、業務レベルの知識を持った新卒の新人なんていないし(自分の新人時代を思い起こしてもね…)、教育(イヤな言葉だ)していくしかないんでしょうね。

ちなみにウチの会社以外でもデザイナー志望の子で
「Photoshopってどれだけ使えたら『使える』って言えるんでしょうか」
ということをたまに聞かれる。
その度に
「どれだけ使えたら『使える』と言えるのかがわかったら『使える』ってことだよ」
と分かったような分からないような答えを返していたものですが、最近は
「それで素晴らしいデザインが実現できるなら別に使えなくてもいいんじゃないでしょうか。そして実現する為に使えることが必要なら必要な部分だけ使えるようにすればいいんじゃないでしょうか」
というふうに考え方が変わってきた。
分かったような分からないような答えなのは変わらないけど。

ちなみにパス切ってマスクも作れない時点では、使える使えないってお話にはならないよ!

ただアレだ、包丁の研ぎ方も知らない料理人がいないように、自分の商売道具は最低限自分で管理できるようにするべきだとは思う。
PCのなかった時代のデザイナだって烏口のウマイ使い方や、定規の手入れや、ペーセメの華麗な使い方とかそれぞれ工夫してたわけだし。

デザインに関するセミナーに行ってきたよ

詳しい内容はいろいろ微妙なのでちょっと置いておくけど、先週の木金にとある色とイメージとデザインに関する外部研修セミナーに行ってきました。

ウチの会社のユルいところは「このセミナー行きたいんですけどお金出してください」と言えば大抵のセミナーに行けるところで、ユルいなーと思いながらも、そこが私にとってはありがたいところ。

で、年に何度か外部のセミナーに行くんですが、この間のは今までで一番充実していて役に立つわ!と思った内容でした。
行く前は「うーん、本当にこんなことであんなことが言えるの?うさんくさいなー」と思っていたんだけど、2日間、座学と課題実習をやりながら、今まで自分でぼんやりとなんとなく実感していたデザインについてのアレコレが補強されたり、自分の想定外の部分が補完されたりと、目からウロコがボロボロ剥がれた思いがしました。やっぱり30年近くの長い研究分析の歴史が理論に説得力を与えていた。課題もよく出来ていた。

それでも素直じゃない私的に
・二日間で洗脳されてしまったのか。これが洗脳か。
・人は自分が知っていることしか学ぶことができないのである
とか、ひねくれたことを考えもするんですが、いや、値段分の価値はあったな。

この結果をちゃんと業務に反映していければいいと思います。
デザインは奥深いですね。

2007年05月24日

採点が辛い先輩

新人研修の課題で今年の新入社員に作ってもらっている自己紹介サイトのデザインが今日だいたい上がってきたので、全部プリントアウトしてズラーとフロアの机に並べてみました。14人分。それぞれそれなりに個性があって、レイアウトとか写真の使い方からなんか心理分析できそうな雰囲気が。
デザイン作成に計4日間くらいかかったのかな。明日の最終日のデザインチェックが私の担当です。
14人のうち企画に行くのが2人で、あと12人はディレクタかコーダーかデザイナかはまだ決まっていない状態。その点デザインクオリティは期待していないんですが、しかし内4人はデザイン学科卒らしいとのこと。
ついついその人達の作った物には点が辛くなっちゃうんだけど(別に点はつけないけど)、なんだかそろいも揃って5〜8年くらい前のよくフリーのWebデザイナーが作っていたっぽい個人サイトの、技術が未熟版に見えてしまって、うーんなんだかなーと思う。
突っ込んで作れないのは自意識のなせるワザなのかなんなのか。
ということで明日は朝9:00から講評会ですよ。早い…

2007年06月04日

ついに避けて通れない道に足を踏み入れる事に

『iモードXHTML1.1を使って小粋なデザインの自社携帯サイトを作ってよ』と言われたので、ちょっとドコモ公式仕様を読んでみたんだけど、なんだあの糞仕様。CSSがインラインじゃなきゃいけないってどういうことよ。メリットはDIVのbgに色敷けるくらいなの?
今までなるべく避けて通ってきた携帯サイト制作なんだけど、さすがにそろそろちゃんとデザインをやらないといけないようです。
参考までにシミュレータで見られる携帯サイト70サイトくらい見たんですが、携帯サイトのデザインって独特だなー。
実機でもいくつか見たところ、ヴィジュアルデザインより、やっぱりコードレベルでのナビゲーションのユーザビリティのほうが大切だとわかった。いや、そうでありつつヴィジュアル的にも美しいのが理想なのか。
そしてQVGAといいつつ320×240じゃなくて320×230しか表示エリアがない機種もあると聞いた。PCよりもなんてカオスな検証環境だ。

と、ほとんど携帯電話を使った事のない京ぽんウィルコムユーザーは思う訳です。もうみんなOperaでいいじゃんかよー。

2007年06月20日

誰か止めてあげてー

日刊スレッドガイド : コーエーの新社屋が怖すぎる
ワロタ。>>9はGJ
そーいえばこの流れ、仲條さんの「ちば」を思い出した。
痛いニュース(ノ∀`):【千葉】垢抜けないなと言われていた千葉県のイメージをロゴで一新

それにしてもこの年代の方々は「デザイナーは普段の服装にも個性を出すべきだ」とか言いながら(実際に日本デザインセンターの会社説明会で永井さんがそう言って、安っすいリクルートスーツを着ていたその場の学生全員を青ざめさせた微笑ましい思い出が)、結局そろいも揃ってイッセイミヤケだかのマオカラー(スタンドカラー)シャツとか白のタートルネックを着ているのはあれか、先生会の制服なのか仕様なのか。
おそらくネクタイを締めずにかつフォーマルさを出すには、男性の場合それしか選択肢がないんだろうけどにゃー。

2007年07月10日

紙のデザイナがWebデザインをやる時にありがちなこと

ネガティブなところ


  • HTMLのテキスト部分がない(全部画像)

  • イラレで作るのでピクセル欠けしてる

  • どれがボタンかわからない

  • やたら小さい文字を使う(6pxとか)

  • やたらグリッドからはみ出している

  • ナビゲーションどこだ

  • 文字サイズ固定でスライスでガチガチに組まないと崩れる

  • 運用とか更新とかどうするの


ポジティブなところ

  • ロゴや見出しやキャッチの文字画像のカーニングやらあしらいはさすがに

  • 枠線や地の処理うまい(しかし諸刃)

  • 人物の切り抜きうまい

  • イラストうまい

2007年07月15日

いい仕事してますね

YouTube - 新宿ガムテープ道案内のこと

新宿駅利用者なら一度は気になっていることだろうあのガムテープ誘導表示。その作成者のインタビューがYoutubeに!
なんか普通のおじさんが作っているんですが、あのガイドラインがあるかのような統一感は凄いなー。

最近は順次切り替え中の東京メトロの各駅の誘導表示(こちらはオフィシャル)がなかなかよく出来てるよね。
東京メトロ・案内サインシステム

でも新宿は新宿らしいというか、ちょっと学園紛争のアジビラみたいな雰囲気が面白い。

2007年07月19日

対岸の火事を眺める

はてなブックマーク - タグ cssnite

なんかもうどっから読んだらいいのかわからないくらいハッスルしている業界の話題。
一番のぶっちゃけトークはこちら。
IT戦記 - 今回の CSS Nite の件について

CSS Niteは一回だけAppleStore銀座でやってた無料のセミナーだけ行った事あるけど、どーも会社でやっていることの再確認でしかない感じだったのでそれからはスルーしていた。
なんかこの件を「プログラマとデザイナは相容れない」みたいな方向に解釈する方もいらっしゃるようですが、そういう問題なのだろうか。

こういうこと言うと原理主義的な人に怒られそうだけど、そろそろWeb標準とかCSSとか個人的には飽きがきた。
およそ3年間、週一で社内有志の定例会やって、ワークフロー作って、ガイドライン作って、説明会やって、モデルケース作って、提案書書いて、見積もり作って、得意先にプレゼンして、社内の相談に乗って、もちろんデザイン作って、ワークフロー見直して、ワイヤフレームのひな形作って、勉強会のテキスト作成して、勉強会の講師やって……ムキー

大分商売として軌道に乗り出したので、そろそろ後進に道を譲りたいです。Web標準案件を通常の普通の案件にしたい。後は粛々と、淡々と制作のバージョンアップだけをしていきたい。他に勉強しなきゃいけないことも沢山あるし…
残すは勉強会の講師引き継ぎと、マークアップつまり原稿割付のガイドライン作成…。今期で終わる事を願う。

しかしこうして見ると、質はともかくむやみやたらと常識はずれに人数の多い弊社だから自社内で情報交換や分業ができるけれど、そうじゃないとやっぱりあーいうイベントがないと厳しいだろうな…いや逆に人数が多いからこんなにきっちりワークフローなんかを作らなきゃならないんだけど。

ところで次にWebデザインでクルのは個人的にはモバイルの分野だと思うんですがどうでしょうか。まだまだデザインに余地が残されていて、最近持ち込まれる案件も増えつつあります。モバイルって割ともう制作会社が固まっていて、ノウハウがなかなか表に出ていない分野だけど、iモードXHTML1.1のクソ仕様がなんとかなって、FlashLight3.0が使えるようになるともっとデザインの需要が増えそう。
あーでも検証がPCの比じゃないほど沢山必要なのがマンドクセ…

2007年09月18日

mixiデザインリニューアルの初見の感想

『mixi』、サイトデザインリニューアルのお知らせ
個人的にはほとんど使っていないのでどうでもいいのですが、mixiのデザインが変わるらしいです。
new_home.jpg (JPEG 画像, 667x1470 px)
【ぱっと見の感想】
1.表示されるものが多くて雑然としすぎかも
2.表示されるものを多くするのだったら地の色とかでエリアをもっとはっきり区別したいかも
3.ナビゲーションが改善されてない。
今もそうなんだけど、上部ナビゲーションが2本あってその区別よくわからない。上がグローバルで下がマイツール系なのかな。なのに招待とか検索とかログアウトは上にあるし、トップとホームの違いって何?とか、同じラベルが上下にあるけどこれはいいのかとか、デザイン的な処理を変えるだけでももうちょっとわかりやすくなるような…(上はタブにして下は「マイページ」ってくくってボタンにするとか)
5.日記等のテキストは上下で時間軸が流れているから↑↓のボタンで送れるってアフォーダンスはわかるんだけど、動画やプレイリストはそれで言うなら←→じゃないのかな

しかしこう、ある意味ネットユーザのインフラ的なものであるようなこういうコミュニティサイトって、どう考えてどう頑張ろうがいろいろ言われる運命だと思うので大変だと思います。

2007年09月27日

個室、せめてパーティション、それは夢?

CMSとモバイルとフィードと四畳半社長: UEIは社員への耳栓の無制限供給を開始しました

ウチも結構うるさい中で仕事しているので、随分前に耳栓を試してみたんだけど、自分の血流と心臓の音が聞こえて、それが耳障りで気になってしかたないのでやめました。慣れれば大丈夫かもしれないんですが。

実際にPhotoshopなどで手を動かしてデザインを作っている時は、ラジオなんかの内容のある言葉を喋っているものを聞きながらだと何故か集中できてスラスラ進みます。大体Podcast聞いてる。
ただし集中が進むとまったく聞こえなくなり内容を覚えていない。無意識なんだけど、この状態は結構気持ちいい。

デザインの前の段階のエスキースとか、情報整理とかやっている時は、歌詞をもう覚えてしまっているアップテンポの曲を聴きながらやってます。内容のある話を聞いているとまったくできない。

もちろん電話は取れるくらいの音量です。すぐ外れるようにインイヤーだし。
そんなことでもしないと今度は近くの電話の内容が聞こえてくるだけでうんざりしたりしちゃうんだよね…

これは良く言われる右脳がイメージ、左脳が言語と関係しているのか?と思ったらwikipediaでは見事に非科学的と断言されていました。関係ないのか…?
脳機能局在論 - Wikipedia

どちらにせよ「集中力」というのは何かをやる前に高められるのではないくて、やりはじめてから高まってくるんですよね。

ということでそんな感じに無茶苦茶集中してノリノリで無我の境地になっている時に「このMO開いてくれませんか」とかいうことで作業を中断させないでください…
(勝手に共有機で開けよ)
また自分をその集中力のピークに持って行くのに結構時間かかるんだから…

今更ながらガラスボタンの作り方

なんか「ガラスボタン+作り方」っていうのがウチへの検索語に多いのに、作り方を書いたためしがないので、たまにはこういうのも書いてみようと思って3分くらいで作ってみた。エントリ書くほうが時間かかる。

ガラスっぽいボタンを作るにはいろんな方法があります。
それぞれ光り方とか質感が違うので、サイトデザインにあわせて作り方は変えますが、この方法はだいぶ手抜きだけど手軽にそれっぽく見えます。
使用ソフトはPhotoshopCS2です。

1)角丸長方形ツールでボタンの形を描く。「丸み」はボタンの高さの半分の値で。

btn01.jpg

2)「レイヤー効果>グラデーションオーバーレイ」で「描画モード:ソフトライト」「グラデーション:#999999→#FFFFFF」「スタイル:反射」「角度:90」

btn02.jpg

3)「レイヤー効果>境界線」で「サイズ:1px」「位置:内側」「カラー:(元のボタンの色)」

btn03.jpg

4)「新規レイヤー」を作成してボタンの上半分の大きさを白で塗りつぶし

btn04.jpg

5)(4)で作ったレイヤーで「クリッピングマスク作成 (option+command+Gもしくはレイヤー>クリッピングマスクを作成」。そして右上の「不透明度」を20%に。

btn05.jpg

6)できたボタンに文字をのっける

btn06.jpg

7)文字に「レイヤー効果>ドロップシャドウ」をかける。「描画モード:オーバーレイ(色は#000000)」「不透明度:30%」「角度:120(くらい)」「距離:2px」「サイズ:0px」

btn07.jpg

8)さらにボタン自体にもドロップシャドウをかけるとより「押せそう」ボタンに。でも効果は控えめに。この場合は「不透明度:20%」「距離:2px」「サイズ3px」です。

btn08.jpg

9)なんでこうするかというと、他の色のボタンを作る時に「シェイプレイヤーの色を変える」「境界線の色を変える」だけ(図でいうと赤枠部分をクリックすると変えられる)で済むからです。(ただし色によっては調整が必要)

btn09.jpg

お好みでシェイプレイヤーに「レイヤー効果>光彩(内側)」「描画モード:オーバーレイ(色は#FFFFFF)」「不透明度:50%くらい?」とかをかけるとより光ってるかんじになったり
(エントリ書いている間に元ファイルが消滅したのでキャプチャなし…)

2007年10月01日

民営化とWEBサイト

日本郵政ホーム‐日本郵政
郵便局ホーム‐郵便局
ゆうびんホームページ - 日本郵便
株式会社ゆうちょ銀行
株式会社かんぽ生命保険

民営化前の郵便・郵貯サイトは手作り感あふれたそれはそれはひどいものでしたが、10/1からの民営化に合わせて、サイトのほうもリニューアルしていました。
日本郵政を起点として、郵便局、ゆうびん、ゆうちょ、かんぽがそれぞれにわかれている。基本デザインは共通にしつつ、色とこまごましたあしらいで差別化。文字は基本的に大きめ。一部ハイブリッド部分はあるものの、フルCSSレイアウト+WEB標準。
これだけの大きなサイトのリニューアルはすごく大変そうですが、なかなかよくできていると思います。
ボリューム的にはひとつの制作会社が実際全部作れたとは思えないんだけど、きっとどこかが主幹になってハンドリングしてるんだろうなー。というかデザインのかんじからいうと、きっとあそこの制作会社なんだろうなー。
そのうちなんかの雑誌で取り上げられるかな?

毎日jpはどうよ

毎日jp - 毎日新聞のニュース・情報サイト

10月1日のリニューアルといえば、MSNと袂をわかった毎日新聞のサイト毎日jpも今日オープン。
トップページは見出し羅列型のニュースサイトとはちょっとレイアウトが違うけども、全体的に文字が小さい気もするのがなんとも残念。
唯一MSN時代から楽しみにしている毎日かあさん - 毎日jp(毎日新聞)はなんか減色がきたないんですが、画像加工担当者が変わったのか?
Yahoo!ブックマークがこれでどれだけ伸びるのかもちょっとだけ注目。

2007年11月01日

フライターグ兄弟公開取材に行ってきたよ

昨夜は九品仏にあるD&DEPARTMENTで行われた
d long life design 公開取材
のフライターグ兄弟の回に行ってきました。
たぶんレポートがそのうちサイトの公開取材レポートに載ると思う。
そしてその取材結果が1/25発売のd long life designに掲載されるそうです。

「フライターグ(FREITAG)」というのはスイスのフライターグ兄弟が、トラックの幌やシートベルトなんかのリサイクルで作っているバックです。私もひとつ持っています。
フライターグ (wacoklog)
日本には直営店がないのですが、いろいろなセレクトショップに置かれているので、目にしたことがある人も多いかもしれません。そして最近はインスパイア的なものも多いしね。

D&DEPARTMENTでもちょっと前からラインナップされていました。
フライターグのバック(東京店のみ) | 店舗ブログ | D&DEPARTMENT PROJECT

前にナガオカさん日記でも触れられていました。
雑誌なんて、こんな書かれ方でほとんどのページが「埋められて」いく。 | ナガオカ日記 | D&DEPARTMENT

フライターグ兄弟はほぼ毎年日本に来ているらしいので、そういう縁で今回の公開取材が実現したんだと思います。
土曜日の夜中にメールニュース見て速攻申し込んで次の週の水曜日、というのはずいぶん慌ただしかったのですが、会場でDの中の人が「突然決まったんですよー」と言っていたのでたまたまタイミングがよかったのかもしれませんね。

公開取材の内容はフライターグ兄弟によるフライターグのプレゼンテーションと、ナガオカさんと参加者からの質疑応答。プレゼンテーションは英語だったので私もなんとか理解できたんですが、質疑応答は通訳を介したドイツ語だったのでなかなかコミュニケーションが難しそうでした。
以下メモ。
・1993年、当時学生だった兄弟が住んでいたハイウェイ沿いのフラットから、毎日走るトラックの幌を見ているうちにそれを鞄にするというアイディアが浮かんだ。チューリッヒになる直営店はこれにちなんでハイウェイ沿いにあり、幌ではないトラックのコンテナを積み上げた形だそう。
・現在の社員は60人。世界400店舗で取り扱われている。ハンブルグとチューリッヒに直営店。
・最初は兄弟がハイウェイのトラックパークや、トラック野郎のおっちゃんたちの集会に顔を出して幌などの引き取りの交渉をしたらしい。今はそれ専門の人が2人いるけど、素材の確保の仕方は昔とかわらないそう。色や柄が常時確保できるわけではないので、素材在庫を倉庫に200tストックしているらしい。それでも素材の確保が今も昔も不安材料とのこと。
・集めてきた素材を倉庫で広げて、洗濯機に入る大きさに裁断。洗濯した後に鞄の形が書かれた透明のテンプレートをあてて柄をトリミングする。トリミングは無駄な部分がでないようにはするが、デザインガイドラインに沿ってデザイン的にも良い部分を選ぶ。
・最初に作ったものはシルバーの無地。何故そうなったかというと、その時手に入った素材がそれしかなかったから。母親のミシンを借りて作ったらミシンが壊れた。今その試作品はMOMAに所蔵されている。
・試作品を経て最初に作ったのは80点。フラットに友達100人を呼んでガレージセールみたいなことをした。夜には完売した。自分の知っている友達がどんな柄をチョイスするかが面白かった。
・自分たちはファッションではなくプロダクトを作っている。ちなみにスイス人はファッションに疎くて有名なファッションデザイナーはあんまりいない。機能性を優先して考えるから

とりあえずここまで。あとで気が向いたら追記。

2007年11月02日

Adobe Max2日目に行ってきたよ

日航ホテルでやっていたAdobe Maxの2日目だけ行ってきました。
MAXトートバックとMAXTシャツをゲット。ノベルティ好きとしてはもっと普通のAdobeノベルティがあったら良かったのに!
カンファレンスはRIAコンソーシアムの中の人とか、fladdict.netの中の人の話が面白かったのですが、やっぱり最後に聞いたAdobe UXチームのUXデザインパターンとフレームワークの話が面白かったです。今一番興味がある分野なので。

以下メモ。
・AdobeとMacromediaが統合したときに二つのチームを会わせてExperience Design(XD)チームができた
・デスクトップアプリケーションのデザインや、Webサービスのデザインやとにかく諸々のエクスペリエンスの構築を行っている
・チームは約90人。ほとんどはサンノゼにいるけど、世界各地に散らばっている。みんな仲良し
・Photoshop1からCS2の間に、ツールパレットのアイテムは16から54に増えた。でもインターフェイス自体は変わっていない
・XDはインフォーマルなグループ。全員がデザイナーで全員が平等

・目的は
1.インスピレーション。エンジニアや社内外に、実現可能不可能は問わずインスピレーションを与えるものを作る
2.イニシエーション。他に先駆けてインターフェイスやデザインのパターンを作る
3.インプリメント。それを実装する。

・XDには5つの基本ルールがある
1.問題をシンプルに考える事。いろいろな利害や事情よりも最後の目標、コアビジョンを理解することが大切
2.直感を信じろ。デザイナはトレーニングを受けたプロフェッショナルである。ユーザビリティやリサーチにとらわれ過ぎるのは間違い。経験からくる直感を信じろ。大体その直感は正しい。
3.すべてを共有するべし。一日一回は自分の今やっていることをイントラにポスティングして仲間に見せる。「すばらしいアーティストはアイディアを借りて来る。もっとすばらしいアーティストはアイディアを盗んで来る」というのはピカソの言葉
4.早い段階で失敗しろ。1にプロトタイプ2にプロトタイプ…何かを直そうとするのではなく、だめなものにとらわれすぎずに。
5.仲間と目標に向かっていることを忘れるな。誰がクレジットに載るかは問題ではない。逆に言えば個人的に批判されているわけではないと思え。

・デザインアプローチの原則
1.何が重要なのか
2.重要なのはコンテンツ(Contents is King)
3.エクスペリエンスを構築する
4.シーケンスでモーションを考える(シーンとシーンの流れに注目する)

・アプリケーション設計の流れ
1.基本レイアウト作成。極限までシンプルにしたらどうなるかを考える
2.ビジュアル キューを決める。ビジュアル、トランジョン、アニメーションなどがヒエラルキーの重要度を明確にする。フレームワークに意味が出て来る。あらゆるアプリケーションに適用されるから、フレームワークとビジュアルには柔軟性が必要。拡張や逸脱、複数のオプション、様々なモデルを考慮する。
3.インタラクション。シーンAからシーンBに行くのに何がどう変わったのかをユーザが理解できるようにしなければならない。そのコンテキストが破壊されると、ユーザはもう一度コンテキストを学習しなければならなくなる。
4.インターフェイス。アイコンはシンボリックな言語。アイコンを組み合わせて複合的な意味が出る。
5.コンポーネントの作成。一貫したコンポーネントを適用できると、インターフェイス以外のもっと生産性の高い作業ができるようになる。
6.コンテンツ。常にコンテンツのことを考える事が重要。すべてはコンテンツを見せる為のもの。コンテンツが一番生きるように。

・Adobe Media Playerはこの原則を当てはめて開発された。厳格なシーケンスの設定を持っており、コンテンツのヒエラルキーが決まっている。
・AMPのインターフェイスは他のアプリケーションにも適用できる。(Digital Edition,Elements Video Editor等)
・今後このエクスペリエンスモデルを使っていけばたくさんのことがより早くできるようになる
・またブランド体験の一貫性が保たれる
・「インタラクションのアイディアをどうやって実装者に伝えているか」という質問に対して「とにおかくプロトタイプを作る。自分たちはコードは書く訳じゃないがFlashでインタラクションのプロトタイプを作る事ができる。それをエンジニアに見せてコミュニケーションする」とのこと。

とりあえず面倒にならないうちにメモをテキスト化しました。
それにしてもさすがAdobeです。終わった後においしいバイキングが!バニーガールが!

2007年11月04日

北欧モダンデザイン&クラフト展に行ってきたよ

北欧モダン デザイン&クラフト

引越以来はじめて初台に行ってきました。6年間も住んでいた隅々まで知っている場所に電車に乗って行くのはなんか不思議な気持ちでした。

展示グラフィックのデザインをグルビがやっていたり、ミナのトートとかのグッズがいろいろあって頑張っているのはわかるんですけど、正直なところ『地味』…な展示だなあと。
私はスウェーデンにもデンマークにも行ったし、北欧デザインが好きだからいろいろ本も読んでいるので沢山のプロダクトがあってそれなりに楽しめたんだけど、解説文がかなり固くてその前提や歴史を知らない人が見ても意味がわからないだろうという感じで、ちょっと勿体ないかなあと。
それとそれぞれのプロダクトを囲ったりガラスケースに入れるのではなくて、むしろこの展示のポスターのビジュアルのように、実際の北欧の生活空間を作ってそこに置かないと、基本的にシンプルなものが多い北欧プロダクトは活きないような気がしました。
あ、しかもこのポスター良くみたらスタイリングが岡尾美代子さんだ。そりゃ格好いいわ。
ヤコブセンのエッグチェアだって、デンマークのロイヤルホテルのロビーで使われている状態と、台の上に一脚だけ博物的に置いてあるのじゃ、全然その美しさは違って見えるよ。
貴重なものや珍しいものを集めてきてもただ並べるだけじゃなー。

2007年12月28日

月末

毎月月末には売り上げの締め日がある。弊社だとデザイナーにも売り上げ目標があって、月末にはその月の生産計上があり上長に報告する事になっているのだが、よその会社のデザイナーもそんなことをしているのだろうか?(もちろんフリーの人は自分でやっているだろうが/私の知る限りでは会社員ではあんまりない)
どんなに忙しく働いても、なかなか見積りが通らなかったり、実際に形とならない仕事は予算が取りづらかったりして、月目標に届かない時もあれば、何かのタイミングでドカンと目標を超えることもある。(しかし『幸運にも超えすぎる』と、次年度の目標が高くなるのでそれはそれで大変)
正直、コストだけでは測れない部分がデザインにはあると思うので、あんまり効率ばっかり求めて右から左へ仕事を片付けていくのも考えものだとは思うが(程度の問題)、自分で自分の分の売り上げが把握できて、自分の働き分を見積もる事ができるのは、まあ悪くはないと思う。
下半期3ヵ月をとりあえず目標比ちょいプラスで折り返しました。毎度ありがとうございます。

2008年01月25日

体力

こう一日中複数の案件をばっさばっさとやっていると、もうほとんど動物的な反射神経で対応しているような気になってくる。かといって時間をかけても結局当初の直感とほとんど変わりない結果が出てくるような気もする。それなりにばっさばっさと片付けるのにはカタルシスもある。しかし短時間で来た玉をガシガシ打ち返し続けるのは体力的にはきつい。もう十年近く「デザインするのに必要なのは結局のところ才能なんかより体力なんじゃないか」と思い続けているけど、それは何も徹夜できるとかそんなことではなく、最後にもう一段階クオリティを上げる為の気力を絞り出すのは体力によるんじゃないかということ。やっぱりすごいデザイナーはびっくりするくらいエネルギッシュに働くよね。すぐに疲れて凹んでいる場合じゃないね。おやすみなさい。

2008年03月24日

32歳の自画像

ひと月振りのただいま。
ついったーではぐだぐだ言ってたけど。

先週の金曜日の夜に突然メールが来て、美大受験の為に通っていた予備校のOB・OG大デッサン大会に参加してきました。
知らない人は知らないだろうけど、いわゆる芸大・美大を受験する人の半分以上(?)は、美大受験予備校に通っていたりします。
詳しくはやる夫みれ。
やる夫が美大を目指すようです 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww

このOB・OG大デッサン大会は去年から、私の代の2コ下の人達が企画してはじめたらしい。この代の人達は仲良しだなー。
それで私の2コ上で、一緒に浪人していたSさんが今は講師をしているので、私の同期の宮Zさんの所に連絡が行き、そして私にまわってきたと。
芸大・美大受験の専門予備校 横浜美術学院

ハマ美OBであるイラストレーターのヤナキヒロシさんが中心となり呼びかけた催しです。美術予備校時代の友人は一生の友になるといわれています。ハマ美を出て10年たった年代のデザイナーやクリエーターが中心となり、ハマ美時代に戻って懐かしいアトリエで思う存分デッサンをしてみたいという要望で昨年から実現したこの企画、今年は第2回を迎え、毎年恒例になりそうです。昨年は20人を超える参加者があり、大好評でした。3時間のデッサンの後、講評会があり、そのまま飲み会になります。年代を問わず様々な世代のハマ美OB・OGにも来てほしいとの事。そこで新しい出会いがあり、つながりが生まれています

はじめは行くか超躊躇った。全力で躊躇った。(基本的に非リア充だし)
私は高校1年の春期講習から通っていたので(それだけ用意周到のくせに一浪)、デッサンとか山のように描いたは描いたんだけど(上手くはない)、大学入ってからから今まではちゃんとした鉛筆デッサンなんて一度も描いていないので、描けるかどうか正直不安だった。
いや、もちろんイラストとかのラフ手描きはあるけども、13年くらいハイユニ(というデッサンに使う高級鉛筆がある)握ってないんですよ!
そんで課題も当日まで「ひみつ」とか言われて、そんなもし石膏像とかだったら絶対形取れない、きっとヘタクソ過ぎて目も当てらんない惨状だよ、と思った。

まあでも、たまには原点に戻って、慣れきった自堕落な生活と考えを打ちのめすような機会を持ったほうがいいかもしれないな…と、半ば自虐的な気分で懐かしのアトリエへと向かったわけです。すごい久しぶりでした。10代後半に4年も通って慣れ親しんだ場所は、10年以上経ってなんだか不思議な風景に見えました。

課題は自画像でした。(正直ベタな課題だと思った)
道具もないので、体験入学者用のやつを貸してもらって、自分の顔を映す為の鏡と、ケント紙を貼ったパネルをイーゼルに乗せて描きだしました。鉛筆は4Bと2BとHBと2Hの4種類。あと練り消しとガーゼ。
描きながらもいろいろ思う事はあったんだけど、まあそれは長くなるので置いといて、3時間経ってとりあえず終了した時には、『なんだ、思ってたより描けるんじゃん』とほっとしておりました。とにかく目も当てらんない惨状は回避した。
(なんか妙に似ていてウケたので実物は写真に撮って後で友達にメールで送りつけた(笑)。さすがにここには貼らない)

私は当然受験生ではないので、そういう意味ではこの自画像は評価されないわけです。描けているとか描けていないとかでは。
だからかもしれないけど、すごく丁寧に描こうとしていた。きっとどうせまた何十年も、下手したら一生こんなふうにデッサンをやることなんてないんだろうな、と思ったら、完成度とかどうでも良いから、ひとつひとつ自分で納得できる鉛筆の置き方をしたいなあと思っていました。だからまあ、現役受験生みたいに上手くはないけど、ものすごく個人的には面白かった。刺激になった。
そして闇雲に手数を重ねて描くというより、モチーフと画面を見るということがやっぱり重要なのだとあらためて思った。

受験用のこういうデッサンとか平面構成って、あくまで受験のテクニックであって、今、実際やってるPCを使用したデザインなんかとは別物だと考えがちなんだけど、グラフィックデザインの専門的な教育を受けていない(空間演出デザイン科だったので)私にとっては、実はここらへんの、絵画っぽい基礎的な部分がひそかに役にたっていて、繋がっているとずっと思っていました。
そういう目でいつもデザインも見て、作ってきたので、13年経っても鉛筆デッサンがそれなりにできたのかなあと、ちょっと生意気にも思ってしまいました。調子乗り過ぎ。

打ちのめされるはずだったのに、ちょっと元気になった。
このような機会を与えて下さった皆さん、どうもありがとう。
ただ来年また企画があっても、多分描きにはいかないだろうと思う。(終了後の飲み会は行きたいかも)もういろんな再確認はできたから。
でも10年後に自画像は描こう。

IMG_8311.jpg

一部だけ。

2008年04月05日

結局仕事の話になる

ちょっとした贈り物をする必要があって、自分が仕事で関わっているECサイトで買い物をしてみた。
システムの検証以外で、純粋にいちユーザーとして自分のデザインしたサイトから、お金を払ってモノを買う事ってそうそうないので、いろいろ参考になった。
そこはシステム自体はウチで作っていないので、どうにも手がだせないところではあるんだけど、静的な部分では、あ、やっぱりここにリンク作っといて良かった、とか、あれ、ここもうちょっとすっきりさせた方が引き立つなとか。特に前から思っていた通りのところが、ユーザー的に使いづらいと感じて、でもなあ、ここ直すとなるとサイト設計を根本的に…と考え込んでしまったり。
今わりと仕事が空き気味なので、月曜日に改善策として、現状をあまり変えずにすこしはマシにする案と、その根本的になんとかする案と2案作ってみようかなあ。いや、前者をぶつけて様子をみようかな…難しいところ。まあ頼まれ仕事でもないので、自主提案は出来る範囲で。
割とそのクライアントさんに対しては、手前味噌だけどこつこつ精一杯対応して、決して大口とは言えないけど(そもそもシステムがウチでないので…orz)地道に売上げを伸ばしてきたし、先方自体も提案ウェルカムではあると思うので、それはやって損はなさそうなんだけど、なにせ社内ではそんなに力を入れることか?みたいな目で見られがちなのがなんとも…

そういえば隣の席のKくんとか、諸々社内の沢山の人が関わっていたサイトが今日オープンしてたはず。みんなすごく頑張った。お疲れさまでした。なんかピンと来た人は見に行ってあげてください。しかし多分今日で終わりにはならないだろうね…来週からも大変だ。

2008年04月07日

地下鉄のポスター

先月、某都営地下鉄に乗っていた時の事。何気なく車内広告を眺めていると、こんなかんじのポスターが窓の上のスペースに掲示されていました。
poster1.gif
※実際はもっと横長で、文言も多少違っていたと思います

私は一日3回くらい「死にたい…」と思うくらいの超ネガティブ思考なんですが、これを見た瞬間どっと脱力したというかなんというか。なんかこのイラストも妙に不安感を煽る構図だし。
どうやら東京都が自殺防止キャンペーンというのをやっているらしいということはわかったものの、「みんなで いのち を大切に」って、なんだよ…なんて何も響いてこない空虚なコピーなんだと思いました。そんなコピーと謎のイラストでどうしようっていうんだよ。
本当に自殺を防止したければ、なんかいのちの電話とか、弁護士会とか、消費者センターとか、関係各所の電話番号とかをどーんと載せた方がなんぼかましじゃないか、私がこのポスターのデザイナだったらいくらなんでもそうするよ、と思いながら目的の駅に着いたので降車しました。

さて、今日、たまたま
自殺対策支援センターライフリンク 「いじめ自殺」報道のあり方
のサイトを見ていたところ、『 「自殺を予防する自殺事例報道のあり方について」のWHO勧告(2000年) 』の中の『自殺予防の為にやるべきこと』という項目が目に留まりました。

1)やるべきこと
・自殺に代わる手段(alternative)を強調する。
・ヘルプラインや地域の支援機関を紹介する。
・自殺が未遂に終わった場合の身体的ダメージ(脳障害、麻痺等)について記述する。
ああ、やっぱりそうなんだ。自殺に代わる手段を提示したり、ヘルプラインや地域の支援機関を紹介することが重要なんだなあ。あのポスターはそうあるべきだったのに。
それでその『東京都自殺防止キャンペーン』とやらがどんなものなのかを見に行きました。
(東京都のトップ頁からはリンクが見つからなかったので、「東京 自殺 キャンペーン」で検索。やな検索語だ)
「自殺防止!東京キャンペーン」の取組について|東京都
その取り組みの中にあのポスターがありました。そうか、都民公募の優秀作だったのか。それであればイラストのクオリティについては問うまい…。
しかし、そのポスターのPDFをDLして愕然。
poster2.gif
この縦位置版のポスターには、ちゃんと(といっても文字が小さいしわかりにくいけど)関係各所の電話番号が表記されているじゃないですか!

それを地下鉄の横長の広告にする際に端折ったってことでしょうか…?
もしそうであれば、最も伝えなければならない部分を端折ってしまうその思考回路がわからないよ。
意地悪く考えると、あんまり電話番号を目立たせてしまうと、イタズラ電話が増えて困るとかそういう理由なのかと疑いたくなる。それはしかし本末転倒じゃないかなあ。

一応フォローすると、私が見たそのポスターが、本当は2連広告で横には電話番号が張り出される筈だったのに、たまたま枚数とか場所の都合でイラスト部分だけが掲示されていたということもありえなくないです。むしろそうであって欲しい。しかも私が見たのはそれ一度きりで、地下鉄に乗っていた時間は2分くらいだったから見落としていたということもありえる。

なんにせよ、ちょっとお粗末だなあ、と思いました。本気出しているのかなあ。
ところで報道発表にあったキャンペーンバナーってどこにあるのか謎。もう4月でキャンペーンは終わったから配布は終了してしまったのでしょうか。

それでいろいろ都のサイトを彷徨っていたら、
自殺総合対策東京会議 東京都福祉保健局
のページに辿り着きました。よく見たらあのポスターに書いてあったURLです。(長過ぎてポスターに書くURLじゃないよ…)
そこからちょっと興味あった統計資料を発見。
東京の自殺の現状 東京都福祉保健局

自殺死亡者は約2500〜2700人で推移しており、交通事故死亡者の9〜10倍に上っています。

一人の自殺死亡者の背景には、10人の未遂者がいるといわれています。

自殺死亡率が最も高いのは、男性の60代前半となっています。

自殺の方が交通事故より多いというのは知っていたものの、本当に自殺できた人は1/10人だとか、うちの父くらいの年齢の人が一番多いとか知らなかったな。(あ、でもその年代の人口が多いからということか)
他にもページの下の方にある「東京都の自殺の現状」というPDFで(何故にPDFなんだ)いろいろ統計を見て行くと、やっぱりうつ病が自殺の背景の半分を占めているのかとか、いろいろ興味深かったです。

しかし、もう一度WHOの勧告に戻ってみると、あんまり詳細にこういうものを見てしまうと、精神的によくなさそうなのでこれにて終了。

このエントリはデザインカテゴリに入れるべきか?

2008年04月18日

新ドコモロゴ

報道発表資料 : 新しいドコモブランドについて | お知らせ | NTTドコモ

new080418_00.gif

dの下の切り方がふしぎなデザイン。
ロゴとしては使いやすそうだし、流行の幾何系文字ロゴ、私も個人的には好きなかんじだけど、突出した特長もない気も。よくも悪くも今のロゴって、ドコモってひとめでわかるので。

そういえばなんとなく丸大食品を思い出す。
hed_logo.gif
そうでもないか。

2009年03月23日

わからないああわからない

htmlを一度も書いたことがない大学生が何故web制作会社に入社しようと思うのだろうか。
「企画とかやりたいんです!」という若者が見よう見まねでもいいから企画書を自主提案しないのはなぜだろうか。
webデザイナーはマークアップエンジニアでもphotoshopオペレーターでもないと思うのだが。
いやいや、若者に牙をむいてはいけない。甘噛みに止めておくべき。

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